Progressive House / Trance の音色とMIDI入力の基本_4 Pluck
Progressive HouseやTranceの制作において頻繁に用いられるPluck音色は、強いアタック感を持ち、コード感を前面に出すことができる重要な音色です。この記事では、Massiveシンセを使用したPluckの音色設計とMIDI入力の具体的なテクニックを解説しています。楽曲のコード進行に合わせた基本的な入力方法から、メジャー/マイナー感を強調するための3rdの活用、さらには7thを加えたアレンジまで、実践的なコード入力パターンを3つのステップで紹介。オートメーションによるリリース調整やリバーブの活用により、トランスミュージックに必要な空間感と奥行きを表現する方法が習得できます。
トランスなどで良く耳にするPluck(プラック)

Progressive HouseやTranceを制作してみたい方に、
よく使われる音色のMIDI入力のポイントをご紹介します。
今回はPluck(プラック)に関して解説いたします。
動画へのアクセス
役割と音色
プラックはアタック感があるので前に出して強くコード感を演出することが出来ますが、
アタックタイムを遅くしてバッキングとして活用することも可能です。
また、シンセの設定で減衰を短すればリズム感も出ます。
Pluckの直訳:(弦楽器)をかき鳴らす(参照元:wisdom英和辞典)
今回の楽曲ではMassiveプリセットの”Trance Pike”を元に下記の変更し、EQでローカットしています。
- Delay オフ
- Reverb DRY/WET、SIZE変更

MIDI入力
- 基本は楽曲のコードに合わせて入力します。(fig.1)
- コードのメジャー/マイナー感を出したい場合は3rdの音を1オクターブ上げる。(fig.2)
- 同じコードで進んでいて変化が欲しい場合に、上記を混ぜるなどのアレンジ。(fig.3)
- Pad同様に7th(この場合はG)を足す。
fig.1

fig.2

fig.3

その他
Pluckの場合はオートメーションを使ってリリースを長くしたり、
リバーブを多めにかけていく等が定番です。
次回は、アルペジエーターを使って、楽曲をより一層華やかにしていきたいと思います。
よくある質問
Q1. Pluckはどのような役割の音色ですか?
Pluckはアタック感が強い音色で、コード感を前に出して強調することができます。またアタック時間を遅くしてバッキングとして使用したり、減衰を短くしてリズム感を出すなど、シンセの設定によって多様な用途に対応できる汎用性の高い音色です。
Q2. Pluck入力時のコード表現で工夫できる点は何ですか?
基本的にはコード進行に従って入力しますが、メジャー/マイナー感を出す場合は3rdの音を1オクターブ上げる、あるいは7thを加えるなどのアレンジテクニックがあります。同じコード進行が続く場合、これらを混ぜることで変化を付けられます。
Q3. Pluckをより効果的に聞かせるための処理は何ですか?
オートメーションを使ってリリース時間を段階的に長くする、リバーブを徐々に多めにかけるといった手法が定番です。これにより、曲の展開に応じた空間感と奥行きを表現でき、トランスの特性を活かした表現が実現できます。
このような記事も読まれています

Future Bassの作り方 1. ジャンル概要とドラムトラックの作成
近年世界的に流行し、日本でもクラブなどで頻繁にプレイされているEDMですが、その後登場し現在特に注目されている音楽ジャンルの一つに「フューチャーベース(Future Bass)」というものがあります。当コーナーではFuture Bassの音楽的特徴をご紹介したうえで、その要点を押えながらそのトラックメイキングの一例をご紹介していきます。

EDM 盛り上がりのADSRコントロール
EDMの展開でよく使用される徐々に長くなっていくシンセサウンドをADSRをコントロールして作成していきます。

パフォーマーによるオートバッキング
白玉で演奏されているフレーズへリズムをつけ、バッキングを行うパフォーマーの概要を解説していきます。

NEXUS 2
EDMの定番シンセサイザー。一度は聞いたことがあるサウンドを、難しい知識不要で即楽曲へ使用可能です。

楽曲中のコードを一発で把握する
制作を行っていると「あれ?ここのコードなんだっけ?」ということがよくあります。これを解消するのための方法をご紹介します。

リハーモナイズについて
「リハーモナイズ」とはメロディに対して「和音をつけかえる」ことを指します。「リハーモナイズ」をしっかり行えるようになると、オリジナル楽曲のコード選択が大きく広がります。ここでは数回に渡って、この「リハーモナイズ」を解説していきます。
記事の担当 田澤 伸浩/Nobuhiro Tazawa

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年












