著作権クリアなAI作曲アプリ「SOUNDRAW Grid」の使い方|Mac・iOSでBGMを簡単に作成!
SOUNDRAW Gridとは|商用利用も安心のAI楽曲生成アプリ
AIで手軽に楽曲を作れるサービスは増えてきましたが、「自分の作品や動画に使っても、著作権は本当に大丈夫なのだろうか」と不安に感じたことはないでしょうか。
これまでも人気を集めてきたAI楽曲生成サービス「SOUNDRAW(サウンドロー)」から、新たにMac/iOSアプリの「SOUNDRAW Grid」が登場しました。
「SOUNDRAW Grid」は、キーワードやジャンルを選ぶだけでオリジナルの楽曲を生成できるAI作曲アプリ。
ブロックを組み合わせる感覚で直感的に曲を作れて、完成した音源はステム(パートごとの音源)として書き出し、そのままDAWに取り込めます。
まずは、いくつか作成したサンプル音源を聴いてください。
▼サンプル1(撮影時に金谷が作成 Stemsでダウロード後にDAWで調整)
▼サンプル2(撮影時に宮川が作成 Stemsでダウロード後にDAWで調整)
▼サンプル3(記事担当者が作成 Full Mix(Mastered)でダウンロード)
サンプル1と2は、動画撮影時に”ぶっつけ本番”で作ったものですが、これだけの仕上がり。
同じ手順で作っても三者三様で、バリエーション豊かな曲を生み出せるのも大きな魅力です。
この記事では、アプリのダウンロードから楽曲づくり、DAWへの書き出しまでの手順を詳しく解説します。
動画
SOUNDRAW Gridの2つの特徴
数あるAI作曲ツールの中でSOUNDRAW Gridの大きな特徴は、「権利面の安心感」と「コントロールのしやすさ」です。
著作権がクリアで、商用利用も安心
生成AIには、どこかから楽曲を集めて学習させているのではないか、という懸念がつきまといます。
その点SOUNDRAWは、学習を100%自社だけで完結させているため、権利的なグレーゾーンがありません。
自分の楽曲や動画のBGMとして使っても、あとから料金を請求されたり、権利を主張されたり、公開が取り下げられたりといったリスクが限りなく低いのは、制作者にとって大きな安心材料といえます。
曲の構成や長さを細かくコントロールできる
AI生成にありがちなのが、「何度も生成し直しても思った構成にならない」という悩み。
SOUNDRAW Gridでは、何秒のシーンに使いたい、全体で何分の曲にしたい、といった調整がしやすいため、動画のBGMなど尺が決まっている用途でも扱いやすくなっています。
アプリのダウンロードと初期設定
SOUNDRAW Gridは、Mac版アプリとiOS(iPhone)アプリが用意されています。
どちらも公式サイトにアクセスして、ダウンロードリンクからインストールできます。
Mac版はダウンロードしたファイルを開いて、アイコンをクリックするとアプリが起動します。
この時、アプリケーションフォルダーにアプリをドラッグしておくと良いでしょう。
「Start now」をクリックするとSOUNDRAWのページが開くので、ログインすると使用できます。
iOS版の場合もアプリを入手後に「開く」をタップすると、アプリが起動します。
その後、「今すぐ始める」をタップして、ログインすればすぐに使い始められます。
Windows版について
Windows版は現在リリース準備中とのこと。
実装後にすぐ使ってみたいという方は、公式サイトの一番下にあるウェイトリストでメールアドレスを登録しておくと、公開時にお知らせが届きます。
SOUNDRAW Gridの使い方
ここからは、実際に1曲を作ってDAWに取り込むまでの流れを、6つのSTEPに分けて解説します。
今回は、Mac版アプリの画面で進めていきます。
STEP1:ジャンルを選ぶ
まず「Create」画面から、作りたい曲のジャンルを選びます。
ここでのポイントは、ジャンルを複数選ぶと、それらをミックスしたスタイルの曲が生成されるということ。
最大で5つまでのジャンルを選択できます。
ジャンルを選んだら「Next」をクリックして次へ進みます。
STEP2:ビートとコードを決める
「Next」を押すと、Drum(ドラム)とChords(コード)といったトラックが組み合わさったワンループの曲が作られます。
画面上部にはコード進行が表示されており、これがループの進行を表しています。
再生と停止はマウス操作もしくはSpaceキーでも行えます。
雰囲気を大きく変えたいときは、画面右下の「Refresh」を使用します。
クリックすると、曲全体がガラッと作り直されます。
気に入った雰囲気になるまで、気軽に生成し直してみましょう。
楽曲の雰囲気を決める上で大切な要素となるBPM(テンポ)やKey(キー)も細かく調整できます。
数値を変えても音質の劣化が少ないため、狙った速さや高さに追い込みやすくなっています。
もし、「Drum」や「Chords」だけを変えたいときは、各トラックの「Regenerate」をクリックするとそのトラックだけ再生成されます。
お任せ生成ではなく、より好みのものを探しながら選びたい場合は、各トラックの「Text-to- beats」をクリックすると、別パネルが開きます。
パネル内にはおすすめのサンプルが表示されており、タグをクリックして絞り込みできます。
なお、このタグは選択したトラックによって異なり、「Drum」のトラックであればジャンル、「Chords」のトラックであれば音色が表示されます。
入力欄は自然言語にも対応しているため、イメージを直接入力して検索することも可能。
サンプルをクリックすると、その場でトラックに反映され、曲の中で試聴できます。
もし、「Text-to-beats」で選んだサンプルと前の状態を聞き比べたい場合は、Undo/Redoボタンで行えます。
STEP3:楽器を追加する
土台ができたら、パートを足していきます。
ベースは「Add Bass」、メロディは「Add Melody」をクリックすると、現在の楽曲に合ったサウンドが自動で生成されます。
先ほどと同じように、各トラックで「Regenerate」での再生成を試したり、「Text-to-beats」のパネルから好みのものを探して調整が可能です。
さらにトラックを加えたい場合は、「Add Other Stem」から追加していけます。
「Add Other Stem」をクリックすると別パネルが開き、「Chords / Drum / Bass / Melody」から追加したいパートを選択します。
ここで選択したサンプルは試聴のみとなり、そのまま反映されないので、決定したら「Select」をクリックします。
STEP4:トラックを編集する(ミキサー・エフェクト)
パートがそろったら、音量バランスやエフェクトで全体を仕上げていきます。
音量バランスは、画面右下の「Mixer」ボタンをクリックすると、各トラック上に音量バーが表示されるのでドラッグで調整できます。
「Mixer」ボタンをもう一度クリックするか、トラックをクリックすると元画面に戻ります。
ミュートボタン(消音)も活用しながら、全体のバランスを整えましょう。
「Effect」ボタンからエフェクトもかけられ、表示されるエフェクトはトラックによって異なります。
例えば、Bassには「High Cut」「Low Cut」「Distortion」、Melodyには「Delay」「Reverb」など多数のエフェクトを同時に使えるため、質感を作り込むことも可能。
全てのエフェクトがパネル下段のバーのドラッグのみで調整できるため、初心者でも直感的に使用できます。
STEP5:Song Editorで展開をつける
次に「Go to Song Editor」をクリックして、曲全体の展開を作っていきます。
Song Editorに移動すると、曲全体がブロックで構成され、あらかじめ展開が組まれた状態になります。
ブロックの色は主にパターンの切り替わりを表しており、同色は同じサンプルのループです。
右下の横線は盛り上がりの度合い(エナジー)を表しています。
エナジーは、クリックする毎にミュート(消音)→1線(音数が少なめ)→2線(音数が多め)と変更できます。
「Fill」(フィル)トラックも用意されており、クリックで挿入とパターンの切り替えが可能。
展開に自然なつなぎを加えられます。
曲の秒数とブロックは連動しているため、ブロックの数を調整すれば「3分に収めたい」といった狙った長さに合わせやすい設計になっています。
ブロックを右クリックすると、「Duplicate column right」(右へ複製)、「Delete column」(1列削除)といった編集ができます。
また、「Change sample」では、パターンのサンプルを変更することができます。
変更したいサンプルを選んで、「Select」をクリックすると、同色のブロックが全て変更されます。
STEP6:書き出してDAWに取り込む
曲が完成したら、書き出しを行います。
画面右上の3点メニューから、「Rename」(名前変更)、「Download」(ダウンロード)、「Save」(保存)が選べます。
書き出し前に、名前を変更しておくと良いでしょう。
「Download」を選ぶと、下記の3つから書き出し方法を選べます。
- Download Full Mix:全パートを1つにまとめた2ミックス。完成した曲をそのまま使いたいときに
- Download Full Mix (Mastered):2ミックスにマスタリングを施し、音圧・音質を整えた状態で書き出せます
- Download Stems:ドラム・コード・ベース・メロディなど、パートごとに分けて書き出し。DAWでの再調整に向いています
なお、保存や書き出しはプランに応じてクレジットを消費します。
書き出した音源は、DAWにドラッグ&ドロップで取り込めます。
料金プラン
SOUNDRAW Gridは無料でも制作を試せますが、無料プランでは商用利用ができず、保存・ダウンロードできる曲数にも制限があります。
作品や動画で使用する場合は、商用利用に対応した有料プラン「Pro」「Unlimited」(月額・年額)への加入が必要です。
現在、年額プランは最大50%OFFで利用できます。
さらに、申し込み時にクーポンコード「SFGRID」を入力すると、Macアプリでは全プランが10%OFFとなります。
iOSアプリではApp Storeの仕様上、「Pro Annual」のみ10%OFFが適用されます。
※プラン内容や価格、キャンペーンは変更される場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
まとめ
今回実際に触ってみて感じたのは、画面がとてもシンプルで分かりやすいということ。
音楽的な知識がない初心者でも、直感的に楽曲を作れます。
権利面の心配なく使えるのも嬉しいポイントで、特に動画にBGMを付けたい方や、これから音楽制作を始めたい方にとって心強い選択肢になりそうです。
また、手順の本編では紹介しきれませんでしたが、各トラックは「Export(Drag&Drop)」から、DAWへ直接ドラッグして読み込むことができます。
そのため、すでに自分で曲を作っている方もサンプルとして取り入れられます。
iOS版を使えば、出先でも気軽に制作を楽しめるので、ぜひこの機会に試してみてください。
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- DTMのための音楽機材・ソフト紹介












































