Spectrasonics Trilian 使い方⑥ アーティキュレーションの演奏速度を調整する
Trilian _ スライドなどの特殊奏法の演奏スピードを楽曲へ最適化する
今回はご要望を多くいただいていました、
「Trilian」のアーティキュレーションスピード調整を解説していきます。
これにより、演奏を楽曲に最適化し、より細かなニュアンス調整を行うことができます。
Trilian動画へのアクセス
※動画は「Omnisphere」のものを含みますが、操作は全て同様です
動画ポイント_音色の読み込み
アーティキュレーションに対応した音色を読み込みます。
上部分をクリックし、音色を読み込みます。
「MULTI」から「LIVE」を選択すると、奏法が並んでいます。
調整する奏法が表示されているかをご確認ください。
ここでは「Slide Down」を調整してみたいと思います。
動画ポイント_アーティキュレーションの調整
調整したいMIDIチャンネルをクリックし点灯させます。(ここではSlide Down)
「EDIT」を選択すると中央にパネルが現れるため、これを調整します。
- 1_TIMBER : 演奏の速度を変化させます。右に向かうほど、演奏が早くなります。
- 2_START : サンプル内の再生位置を移動させることで、スライド入りまでの時間を調整します。
右に向かうほど、再生ポイントが後ろになります。 - 3_Fade : Start位置を変更することで、ノイズや不自然なニュアンスになる可能性があります。
このフェードを選択することで、それを極力回避させることができます。
オートメーションで記録も可能です
上記項目をオートメーションで変更することができます。
オートメーションを割り当てる項目を選択し、右クリックします。
「Enable Host Automation」を選択してください。
各DAWのトラックオートメーションに表示されるほか、
「W」を点灯させて、ツマミを直接動かすことでも記録が可能です。
各DAWのオートメーションを使用方法
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