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DAWランキング 2025年版 | DTMer 3222名の生態に迫る

DTMerが使用している人気DAWを公開

昨年末に開催したアンケート、なんと3222名のDTMerにご回答いただくことができました!
ご参加くださった皆様に心からお礼いたします。誠にありがとうございました。

ここでは3222名が使用しているDAWの集計結果をランキング形式でお伝えしていきます。
作曲頻度・時間についても設問しましたので、これらDTMerの生態も確認していきましょう。

DAWランキング 2025年版 動画

ご回答者様の傾向

まずはDTMerの傾向を見ていきます。

性別は数年前から変化がなく圧倒的に男性が多いという結果です。
女性DTMerが増えていくと製品の幅が広がったり、イベントなども盛り上がる可能性は高くなりそうです。
どうしたらもっと多くの女性にDTMを始めていただけるか?という点を弊社も課題とします。

特に30歳までの若い方が多いことがわかります。
60歳以上の方が100名近くいらっしゃるのも嬉しいです。

10人に1人がプロとして活動しているという頼もしい結果でした!
ぜひ今後もYouTubeやXにて、解説/製品に対してのコメントをいただけますと嬉しいです。

パソコンについて

次にDTMに欠かすことができないパソコンについてです。
後日、より細かな専用コンテンツを制作する予定ですので、ここでは基本項目を押さえました。

Mac or Windows

昨年から大きな変化は見られません。
年齢による差もありませんでした。

数年前にApple社は独自のCPU「Apple Silicon」を各Macモデルに採用しました。
これがユーザー比率にどう影響を与えるのか?を注目していますが、DTMという分野ではまだ大きな影響は出ていないようです。

デスクトップ or ノート

弊社を設立した当時、デスクトップでなくてはスペック的にDTMは難しいと言われており、僕自身もそれを顕著に感じる場面が多かった記憶があります。
しかし、現在はノートパソコンでも全く問題なくDTMや、これに付随する仕事ができることがわかりますね。

若い方ほどノートPCを選択しているという傾向がある点も面白いです。

音楽制作について

次はDTMを行う頻度や、音楽ジャンルなど、音楽制作について確認していきます。

J-POP系、バンドサウンドなどの歌モノで半数を超える結果となりました。
これは日本独特ではないでしょうか。
その後、EDMなどのエレクトロミュージックが続くという形です。

7割以上の方が一週間に複数回DTMを行っているという頼もしい結果に。

制作時間も3時間以上が35%。
かなり集中して取り組まれていることが伝わってきます。
一旦集中するとあっという間に時間が溶けていくあの感覚はDTMの醍醐味ですね。

1曲にかかる目安として、ざっくりと1曲に「15時間以上」かかる方が大半のようです。
やはり1曲ごとに相当なエネルギーと想いが必要になりますね。

ジャンル別で制作時間を見てみます。
トラック数が多く、展開も変わりやすいJ-POP/アニソン/ボカロ系はより多くの時間が必要となります。(ボーカルレコーディングもありますね)
対象的にヒップホップやBGMは、比較的トラック数が少なく、繰り返し(ループ)が多く使用される傾向が多いことから、他ジャンルよりも制作にかかる時間が少ないと予想します。

DAWランキング

それでは、いよいよDAWランキングに入ります。
昨年までは、サブDAWと合わせた数を集計していましたが、DAW間の機能差が少なくなっているという理由から純粋にメインDAWのみの集計としました。

まずは6-10位を一気に見てみましょう。

6位-10位のDAW

このような形で昨年と変化はありませんでした。
驚くのが3222名のアンケートですが、第6位のPro Toolsで111名しかいないことです。
その分、上位に票が集まっているということですね。

Pro Toolsについて

6位のPro Toolsは業界標準のDAWです。

このように圧倒的なプロ使用比率を誇ります。
選択理由など詳細を確認してみましょう。

※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり

このようにプロフェッショナルな現場/スタジオでの使用が主な選択理由です。
「オーディオ編集やレコーディング機能を重宝している」という声も目立ちますので、スタジオでエンジニアとして働きたいという方は、絶対に押さえておくべきDAWと言えるでしょう。

5位 FL Studio | 176名 使用比率 : 5.5%

※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり

生涯無料アップデートという方針が最大の選択理由となっており、EDM/ヒップホップとの親和性も重視されていました。
コストパフォーマンス以外にもビートメイカーに求められる先進的な機能が積極的に追加され、特定の人に強く刺さるDAWという位置付けです。
昨年のアップデートでは遂に日本語にも対応。今後順位を上げていく可能性を秘めています。

4位 Ableton Live | 291名 使用比率 : 9.0%

※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり

操作性/デザインへの高い評価されており、好きなアーティストが使用しているという意見も多くありました。
電子音楽系との親和性が高く、ライブパフォーマンスに特化したDAWという特徴が選択理由として挙げられます。

操作性も非常に洗練されており、使いたい機能の呼び出しが直感的に行える点も素晴らしいです。
昨年のアップデートでは、選択したサウンドに似たプリセットを検索する機能や、高度なMIDI編集が話題となりました。

3位 Logic Pro | 582名 使用比率 : 18.1%

※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり

Macや他Apple製品との互換性が大きな選択理由となっていました。
最新のMacを購入したとしても、トラブルなく安心して使用できるという点は理由として納得です。

また、Windowsに非対応で3位にランクインしている所もAppleブランドの強さを感じますね。
価格も抑えられており、コストパフォーマンスの良さも見逃せません。

昨年リリースされたメジャーアップデートでは、楽器演奏のフレーズ生成にAIが取り入れられ、その精度の高さは衝撃的でしたね。
初心者にも分かりやすいDAWですが、実は裏技が豊富に備わった玄人DAWという側面もあります。


2位 Studio One | 603名 使用比率 : 18.7%

※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり

3位のLogicと僅差で2位にランクインしたのがStudio Oneです。
本当に必要な機能に的を絞った洗練された操作性が特徴で、動作も軽めという意見も多く見受けられました。
DTM初心者が扱いやすいという点は大きいですね。

昨年のメジャーアップデートでは「Spliceとの統合」も話題になりましたが、このタイミングでフリー版の廃止、サブスクリプションへの移行が行われたため、今後ユーザーがどのように推移していくのかが注目されるDAWです。

1位 Cubase | 1190名 使用比率 : 36.9%

※「使用理由」は1ユーザーによる複数回答あり

やはりCubaseは強かった。
今年も日本No,1 DAWとして君臨しており、ユーザー数は2位、3位の合計と同等です。

ユーザー数の多さと、それに伴う情報量の豊富さが最大の選択理由となっていました。
自分にとって何が必要かが分からないDAW選択で、困った時に問題を解決しやすいというのは、確かに重要な要素です。

それ以外には「好きなアーティストが使用している」「機器購入時の付属版からの継続使用している」という理由も目立ちました。

使用理由にも挙がっていますが、機能面も充実していますし、アップデートでも新機能がしっかり追加されている印象です。
正に誰が買っても困らないDAWと言えるでしょう。


DAWランキング2025はいかがでしたでしょうか?
2024年は主要DAWの多くがメジャーアップデートを果たしていたため、順位の変動も気になりましたが、現段階では変化がないという結果でした。
今後の変化もしっかりと追っていきたいと思います。
これからDAWを選択される、セカンドDAWを探している方も、これら結果を参考にしていただけますと幸いです。

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