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Vengeance Sound Avengerの使い方② Drumsの音源とシーケンスのエディット

Avengerはシンセだけではなく優秀なリズム音源としても大活躍

Vengeance Sound

製品URL : http://sonicwire.com/product/A3178

今回は、AvengerのOSCエリアとDrums音源のシーケンスエディットについて解説を進めていきます。

Avengerは、シンセサウンドもさることながら、ドラムシーケンサーとしても非常に優秀です。
リズムパターンを楽曲に取り入れて、フレーズを構築していくことが可能です。

Avenger Drumsの音源とシーケンスのエディット 解説動画

  1. 1概要とプリセットの読み込み
  2. 2Drumsの音源とシーケンスのエディット
  3. 3OSCコントロール(波形/ボイス/ポルタメント)
  4. 4ウェーブテーブルを使用する
  5. 5LFOを使ってサウンドメイキングを行う
  6. 6アルペジエーターとマクロによるサウンドコントロール
  7. 7各オシレーターのパラアウト
  8. 8「Avenger 2」|新機能を徹底解説

OSCの選択について

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画面の中央上部がAvengerのOSCエリアになっており、デフォルトはOSC1とDrumsがエリア内に表示されています。

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オシレーターの音源選択を行うためには、Sawと書いてある部分をクリックします。
表示されるメニューから多彩な波形、またはサンプルが選択可能です。

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ユニークな機能として、ShapesのFreeformがあります。

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選択した段階ではサウンドが鳴ならないのですが、

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EDITORをドラッグし、自由に波形を描くことができます。
これにより簡単かつ直感的にオリジナルサウンドを作成可能です。

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OSCを追加するには、プラスボタンをクリックします。

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OSCは最大で8個まで増やしレイヤーすることができます。
分厚いサウンドも簡単に作成できますね。

このOSC内部については次回以降でご説明いたします。

ドラムセクションのエディットについて

Drumsタブで中身を確認してみましょう。

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デフォルトだと音源が入っていません。

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エリア右下のDrumsをクリックし、Factoryを選択します。

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このようにDrumsのプリセットが表示されます。
右側にあるスライドバーでスクロールが可能です。

こう見た感じでも、多くの沢山ありますね。
これらは即戦力として使用できるビートばかりです。

読み込みたいプリセットを選択し、Avengerヘ読み込みます。
この際、音色を変更せずリズムパターンだけを読み込むことも可能です。

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このように音色、パターンがロックされているため、読み込みが連動しています。
ロックを外すことで、音源、シーケンスのみを変更可能です。

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キック、スネアなど各音源の波形をクリックすることで、LowPassやHiPass、Pan、Pitch、エンベロープなど詳細をEDITすることができるため、非常に細かくサウンドメイキングできますね!

もう1つ便利な機能として、Wav形式のサンプル音源を読み込むことができます。

Fullscreen-1

目的のファイルを直接Avengerヘドラッグ&ドロップするだけです。
とても簡単ですね。

プリセットで十分とはいえ、楽曲に合わせてパターンを変更したいという場面も多いです。
次にDrumsのシーケンスEDITにいきましょう。

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中央下部分にあるDrumシーケンスタブをクリック。
ここからDrumsシーケンスの確認と編集を行います。

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現在は右下にあるSpeedが1/16になっているため、マス目1つが16分音符で表示されています。
もちろん他の音価を選択して、表示を変更することも可能です。

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演奏を増やしたい場合は、鍵盤の下にあるペンマークをクリックして打ち込みたい箇所を左クリックするだけです。
演奏を削除する場合は、ペンツールのまま目的のノートを右クリックします。

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下にあるパラメーター左側4つとRollは打ち込んであるノートに対して個別に設定可能です。

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Rollを使用すると連打も簡単に表現できますね。
Rollの回数、細かさを指定できます。欲しいニュアンスが出るように試してみてください。

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Rollがオンになっている場合はこのようにノートが緑色で表示されます。

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現在は2小節のパターンですが、小節の長さを変更したいという場合もあります。
下に設置されているLengthから簡単に小節数を変更できます。

作成したパターンをコピーしたいという場合もあると思います。

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ペンツールの下の箱をクリックして、コピーしたい範囲をドラッグします。
どこでも構いませんので右クリックから「Repeat Quarter」を選択します。

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このようにう簡単に複製ができます。
このコピーは3つの種類がありますので確認しておきましょう。

Repeat 1 × の場合

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一番最後の音の直後に、選択範囲が一個だけコピーされます。

Repeat All の場合

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Repeat 1 × と同じ要領ですが、パターンが小節の最後まで複製されます。

Repeat Quarterの場合

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拍/小節との整合性を考慮してパターンがコピーされます。

音色/パターンの保存

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作成したシーケンスやDrums音色を保存しておくことも可能です。
「Save Drumkit as」で音色の保存となり、「Save Sequence as」でパターンとなります。

各キットのパラアウト

作成したビートへ磨きをかけるために、各キットに対して個別にEQ/Compを適用していくこともできます。
この方法をパラアウトと呼びます。

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MIXERタブをクリックして、中央のDRUMSを選択します。
各音源ごとにチャンネルが分かれています。

各チャンネルの上の部分、Master FXと書いてある部分をクリックする事で出力先を変更するだけです。
その後に各DAWでパラアウト設定を行います。

ソフトシンセをパラアウトする

いかがでしたでしょうか。
プリセットも音が良く、シーケンスもそのまま使えるものが多いですね。
パラアウトを取り入れることで、MIXバランスも取りやすくなります。

まるまる一曲ループに使ってもよし、曲の一部のアクセントに使ってもよし、
作曲初期段階のイメージづけのビートに使ってもよしと、幅広い活用法がありますね。