ピアノアレンジ 2_ 適正ベロシティ
強弱を使い分けてリアルなフレーズを作成する
今回は演奏ニュアンス、音量を調整する「ベロシティー」についてご説明していきます。
このベロシティーは「0〜127」の128段階で指定します。
人間が生のピアノを弾いた場合、
各ノートを全て同じ強さで演奏するのは不可能です。
しかし、打ち込みの場合は、これが各ノートが同じ値となってしまい、
不自然な感じに繋がります。
この生のニュアンスを再現するために、ベロシティしていきます。
動画へのアクセス
- 11_ピアノアレンジ メロディの打ち込み
- 22_ピアノアレンジ 適正ベロシティ
- 33_ピアノアレンジ コード付け
- 44_ピアノアレンジ 音の長さとベロシティ 実践編
- 55_ピアノアレンジ コードに対する左手のアレンジのアプローチ
- 66_ピアノアレンジ 左手のアプローチ2/右手のアレンジ
ベロシティの調整
鉛筆ツールを使って打ち込んでいくと、忘れがちになってしまうのが「ベロシティー」の編集です。
「挿入時ベロシティー」の値が「100」などに設定されていると、
常にかなりの強さで鍵盤を弾いていることになります。
ピアノ演奏時にはベロシティーの値はどのあたりが適正か、
MIDI鍵盤を強く弾いたり、弱く弾いたりいて確認してみましょう。
(参考までに、私は80程度が適正だと考えています。)
DAW別_ベロシティの設定方法
メロディーに抑揚があり、表情がついていると「歌えている」と表現されます。
DTMで楽曲を制作していると、この「歌わせる」ということの難しさを感じたりもします。
自分の楽曲には何か足りないと感じている人がもしいましたら、
このベロシティーの編集はピアノパートだけに限りませんので、参考にしていただければと思います。