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#5 「Donk Bass」 Adoの「踊」でも使用されている印象的なベースサウンド【無料シンセVitalの使い方】

シンセサイザー レシピ(Vital) 公開 2025.08.30 更新 2026.07.18
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Ado「踊」などで使用されるDonk Bassは、FM変調を活用したシンセベースで、金属的で鋭い立ち上がりが特徴的です。無料シンセVitalを使うことで、複数のオシレーターとエンベロープを組み合わせ、エフェクト処理を加えることで、EDMやボカロ楽曲に活用できる印象的なベースサウンドを制作できます。この記事では初心者でも再現できるよう、オシレーター設定からフィルター、エフェクトまで段階的に解説しており、自分の楽曲に取り入れるための実践的な知識が得られます。

Adoの「踊」風ベースとは?FM変調による金属的質感が特徴

YouTube動画への質問と回答の抜粋

とても分かりやすくありがとうございます!! 2:01 のところでフィルターをオシレーター1,2,3全てにアサインとありますが、 オシレーター2にもフィルターをかける意味はなんかあるんですか? 2にフィルターをかけるのとかけないのではどう変わりますか??


2は音が出ていないので、フィルターをかける意味は無いですね。 ただ、後にOSC2を要素をすこし加えたい時などにフィルターを再度適用するのが面倒なので、フィルターを念のためかけているといったところです。


リバ一ブはインサ一卜でかけるんですね。 さらにその上からOTTを使っちゃっても大丈夫なんでしょうか


はい、サウンドが理想的なものになれば、特に順序は気にしていただかなくて大丈夫です。 OTTをかけた後にリバーブという流れでさらに良くなる可能性もありますので、ぜひ試してみてください!


Adoの楽曲「踊」などで使用されている非常に特徴的なベースサウンドは、FM変調を使用したシンセベースです。

金属的で鋭い立ち上がり、そして動的に変化するFM変調が特徴的なこのベースサウンドは、EDMやPops、ボカロ楽曲など幅広いジャンルで活用できる定番音色の1つとなっています。

それでは、サウンドの作り方を解説していきます。
最初に、今回紹介する手順の図解を掲載しておきます。

手順1 : 基本的なFM変調の構造を作る

まず、「OSC(オシレーター)」の設定を行います。

「OSC 1」の波形を「Basic Shapes」に設定し、サイン波を選択します。

次に「OSC 2」を立ち上げ、波形を「Harmonic Series」に設定します。

OSC 2は音を鳴らさずにFMの対象として使用するため、「LEVEL」を0に設定します。

OSC 1のFM設定で「FM<-OSC 2」を選択(オシレーター2を割り当て)します。
これで基本的なFM変調の構造ができました。

手順2 : エンベロープでFMを動的にコントロール

FMのかかる強さをコントロールするため、下記の内容で「ENV 2」を設定します。

  • SUSTAIN : 0に設定
  • DECAY : 少しだけ短く設定

このENV 2をOSC 1のFMに割り当てます。
これにより、エンベロープで動的なFMサウンドになるため、「Wave Morph」ノブは0(基準値)にしておきましょう。

手順3 : 音の広がりと立ち上がり、フィルター設定

「OSC 3」を立ち上げ、波形を「Harmonic Series」に設定します。

OSC 3のFM設定で「FM<-OSC 2」を選択(オシレーター2を割り当て)します。

ENV 2をOSC 3のFMに割り当てます。
先ほどと同様に「Wave Morph」ノブは0(基準値)にしておきます。

サウンドに広がりを与えるため、OSC 3の「Unison Voices」を8に設定します。

下記のとおり、OSCの「LEVEL」を設定します。

  • OSC 1 : MAXの値
  • OSC 3 : 半分の値

「FILTER 1」を全てのOSCにアサインします。

「Filter Type」をAnalogの24dBに変更し、「Resonance」を0.000%に設定します。

ENV 2を「Cutoff」に割り当てて、音が鳴ったらフィルターが動作するように設定します。

アタック感を加えるため、下記の内容で「ENV 3」を設定します。

  • SUSTAIN : 0に設定
  • DECAY : かなり短めに設定

このENV 3をOSC 1とOSC 3の「PITCH」に割り当てます。
これで音の立ち上がりが鋭く印象的になりました。

この時点でOSC 2のWavetableを変更すると大きく音が変わるので、好みのサウンドになるように調節します。

手順4 : エフェクトで仕上げ

「Distortion」を点灯し、TYPEを「Soft Clip」に設定したら、「DRIVE」を少し加え歪ませます。

「Compressor」を点灯し、Distortionの後ろに配置して、下記の内容で設定します。

  • ATTACK : 遅めに設定
  • RELEASE : 長めに設定
  • MIX : 半分程度に設定

「Reverb」を点灯し、「MIX」と「SIZE」を少なめに設定します。

仕上げに「OTT」で「DEPTH」を20%適用して完成です。

ぜひ作り方をマスターして、楽曲に印象的なベースサウンドを取り入れてみてください!

よくある質問

Q1. Donk Bassとは何ですか?

Donk BassはFM変調によって生成される金属的で鋭いベースサウンドで、EDMやボカロ楽曲で多用される音色です。特にAdo「踊」などの楽曲で顕著に使用されており、ダイナミックな変化とアタック感が特徴です。

Q2. Vitalは有料ですか?

Vitalは無料版が提供されており、Donk Bassのような質の高いシンセベースを制作することが可能です。有料版はさらに多くの機能が搭載されていますが、基本的な制作には無料版で十分対応できます。

Q3. FM変調の基本的な仕組みは?

FM変調は、キャリア波形(OSC1)をモジュレーター波形(OSC2)で周波数変調することで、複雑で金属的な音色を生成する手法です。エンベロープで変調量を動的にコントロールすることで、時間とともに音が変化する効果が得られます。

Q4. このベース音色は他のジャンルでも使用できますか?

はい、Donk Bassはポップス、トラップ、テクノなど様々なジャンルで活用できます。パラメーター調整によってサウンドキャラクターを変えることで、多くの楽曲制作に対応可能です。

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