アイナ・ジ・エンドの「革命道中」などで使用されている「SlapBass」音色レシピ #6 【無料シンセVitalの使い方】
本記事では、アイナ・ジ・エンドの「革命道中」で使用されている特徴的なベースサウンド「SlapBass」を、無料シンセVitalで製作する方法を詳しく解説しています。強力なアタック感を持つこの音色は、ポップスやEDM、ボカロ楽曲などで幅広く活用されており、オシレーター設定、FM変調、フィルター処理、エフェクト追加、ピッチコントロールの5つのステップを通じて、迫力のあるサウンドを段階的に構築できます。初心者から中級者まで実践的に学べる内容となっており、自身の楽曲制作に即座に応用できる知識が得られます。
アイナ・ジ・エンドの「「革命道中」風ベースとは?強力なアタック感が特徴
今回はアイナ・ジ・エンドの「革命道中」で使用されている特徴的なベースサウンド、「SlapBass」のレシピをお届けします。
ベース音源でありながら、主役としての存在感を持つこの音色は、強力なアタック感が特徴です。
ポップスやEDM、ボカロ楽曲においても幅広く活用されています。
今回紹介する手順の完成形の図解は下記のとおりです。
手順1:基本設定
まずはモノフォニックのベース音源なので、事前にVOICES(同時発音数)を1に設定します。
滑らかな繋がりにしたいので、ALWAYS GLIDEをONにし、GLIDEを少し上げておきましょう。
手順2:OSCとFM設定
次に、OSC(オシレーター)の設定を行います。
OSC1のTransposeを-12に設定して、1オクターブ下げます。
波形はBrown Noiseに変更します。
ノイズに似た質感とベースの太さを表現するのに適した波形です。
厚みを出すためにUNISONを下記の内容で設定します。
- Unison Voices : 5v
- Unison Detune : 5%
次にOSC2を立ち上げ、波形をBasic Shapesに設定します。
その後、Saw波形に変更します。
こちらもTransposeを-12に設定します。
ここではFM変調を使うので、OSC2をOSC1のFMに割り当てます。
Wave Morphノブは0%まで一旦下げておきます。
FMのコントロール(ENV)
ENV1を下記のとおり設定します。
- SUSTAIN : 0.000に設定
- DECAY : やや短めに設定
設定が完了したら、ENV1をOSC2のFMに割り当てます。
こうすることで動きのあるFMサウンドが生まれます。
これでオシレーターの基本構造が完成しました。
手順3:フィルターのカットオフ設定
次にEFFECTSに移行し、Filterをオンにします。
TypeをDirty24dBに設定します。
Resonanceは0にし、一旦Cutoffを下げます。
ここにENV1を約80%ほど割り当てます。
これにより、音にダイナミックな動きが加わります。
手順4:エフェクトの適用
エフェクトの追加に進み、Distortionをオンにします。
TypeをSine Foldに設定します。
DRIVEを上げて歪みを加えることで存在感を与えます。
Chorusをオンにし、MIXを5%と少なめに設定し、わずかに広がりを追加します。
さらにCompressorをオンにし、全体をまとめたいので一番下に移動します。
CompressorのATTACKとRELEASEを80%程度に設定します。
手順5:ピッチのコントロール(ENV)
次にスラップベース特有の力強いアタック感を加えるために、ENV2を下記のとおり設定します。
- SUSTAIN : 0.000に設定
- DECAY : 約0.03秒の短めに設定
設定が完了したら、OSC1と2のPitchに割り当てます。
さらにSMP(ノイズオシレーター)をオンにし、SMPのLEVELにもENV2を割り当てます。
これにより、アタック感がより強調されます。
その後、割り当てた全てを最大まで適用しておきましょう。
最後に好みに応じてReverbを追加したら、力強いアタック感と存在感のある低域を兼ね備えた、迫力のあるSlapBassサウンドが完成です。
ぜひ、ご自身の楽曲に取り入れてみてください。
よくある質問
Q1. SlapBassとは何ですか?
SlapBassは、ベース音源でありながら強力なアタック感を特徴とする音色です。ポップスやEDM、ボカロ楽曲などで主役級の存在感を発揮し、迫力のある低域表現が可能です。
Q2. このチュートリアルに必要なソフトウェアは何ですか?
無料のシンセサイザーVitalが必要です。Vitalは豊富な機能を備えており、本記事で紹介するFM変調やエフェクト処理も十分に実行できます。
Q3. SlapBassを作る際の最も重要な設定ポイントは何ですか?
ENV2によるピッチコントロールが最も重要です。SUSTAINを0、DECAYを約0.03秒の短めに設定し、OSCとSMPに割り当てることで、スラップベス特有の力強いアタック感が生まれます。
Q4. Vitalを持っていない場合、他のシンセでも応用できますか?
はい、応用可能です。本記事の基本原理である「FM変調」「エンベロープコントロール」「ディストーション」は、多くのシンセに共通する機能のため、他のプラグインでも同様のサウンド製作ができます。

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- シンセサイザー レシピ(Vital)



































