音楽理論講座 7_ラインクリシェ
ラインクリシェは、同じコードが続く場合に和音の一部分のみを変化させることで、単調なハーモニーに動きと変化をつけるDTM・作曲技法です。ベースライン、内声、トップノートなど複数の変化パターンがあり、メロディに対する4和音でのコード付けをより洗練させることができます。この手法をマスターすることで、プロフェッショナルな楽曲制作が可能になり、リスナーを飽きさせない音楽表現が実現できます。
ラインクリシェで単調なハーモニーに変化をつける

前回、メロディに対して「4和音」でコード付けを行ないました。
今回は、「ラインクリシェ」(クリシェとも呼ばれる)について解説致します。
「ラインクリシェ」とは
- 同じコードが続く場合、単調さをなくすため和音の一部分のみを変化させる進行
変化する一部分が、「ベースライン」「内声」「トップノート」など様々なバリエーションがあります。
それでは、実際に確認して参りましょう。
解説動画
よくある質問
Q1. DTMでラインクリシェを使う主な目的は何ですか?
同じコードの繰り返しによる単調さを解消し、ハーモニーに流動性と豊かさを加えるためです。ベースラインや内声を動かすことで、聴き手を引きつける音楽的な緊張感と解放感を生み出します。
Q2. ラインクリシェのどの部分を変化させるのが一般的ですか?
ベースライン、内声、トップノート(最高音)など複数のバリエーションがあります。曲のジャンルや表現意図に応じて、最適な部分を選択して変化させることが重要です。
Q3. 初心者がラインクリシェを習得するコツは何ですか?
実際に楽曲を作りながら、同じコード進行に対して異なるパターンを試すことが効果的です。解説動画を参考にしながら、各バリエーションの音響的効果を耳で確認することをお勧めします。
記事の担当 侘美 秀俊/Hidetoshi Takumi

武蔵野音楽大学卒業、映画/ドラマのサウンドトラック制作を中心に、数多くの音楽書を執筆。
オーケストレーションや、管弦楽器のアンサンブル作品も多い。初心者にやさしい「リズム早見表」がSNSで話題に。
北海道作曲家協会 理事/日本作曲家協議会 会員/大阪音楽大学ミュージッククリエーション専攻 特任准教授。
近年では、テレビ東京系列ドラマ「捨ててよ、安達さん。」「シジュウカラ」の音楽を担当するなど多方面で活躍中。
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