Ableton Live 10.1 新機能解説 VST3への対応やオートメーション機能の強化など
待望のVST3規格対応!作業に即役立つ機能強化・改善点が満載
Ableton Live 10.1の新機能が発表されました。
今回はマイナーアップデートということで、Live10ユーザーは無料でアップデートが行えます。
「VST3」への対応・新しいエフェクト・強化されたオートメーション・編集ズームなど。
多くの新機能が追加された豪華なアップデートです。
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ここではAbleton Live 10.1 新機能を一緒に確認していきましょう。
Ableton Live 10.1 新機能解説 動画
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VST3規格に完全対応
VST3規格のプラグインがLiveで使用可能となります。
現在までのVST2と比較し、CPU使用率の効率化、より細かなオートメーション情報などの恩恵を受けることができます。
最近ではVST3のみに対応しているプラグインもあり、使用を諦めていたという方にとって嬉しい限りですね。
このように環境設定からVST3フォルダを指定することも可能です。
Wavetableシンセへオリジナル波形をインポート
Live 10から追加された「Wavetableシンセ」
このオシレーターセクションへ、ご自身が用意したオリジナルサンプルを取り込むことができます。
これによりサウンドメイキングの幅が大きく広がりますね。
Channel EQの追加
プラグインに柔軟でシンプルな「Channel EQ」加わりました。
3つのEQポイントで素早くサウンドシェイプを整えることができます。
もちろんフィルターも搭載されています。
新しいDelayの追加
従来までの「Simple Delay」「Ping Pong Delay」を1つに組み合わせた「Delay」が搭載されました。
ステレオ/ピンポンを素早く切り替えることができ、ユニークな「Jump」「Fade-In」「RePitch」などのモードがフロントパネルから設定可能です。
オートメーションの機能の進化
近代の音楽制作で頻繁に使用するオートメーションにも強化が加えられています。
右クリックで表示されるメニューへオートメーションタイプのパレットが搭載され、目的のカーブを記録できます。
ストレッチや傾斜の設定
右クリックし表示される「Edit value」を使用することで
数字キーを使用し、値を正確に入力可能となっています。
ズームとスクロールの操作性向上
特定の箇所を拡大/縮小を行い作業を進めていきますが、このズームにショートカットが割り当てられました。
目的の範囲を選択し
- Zキー : 選択範囲のズーム
- Xキー : ズームを戻す
- Hキー : トラックの高さを拡大/縮小
- Wキー : 楽曲全体を表示/ズームを戻す
など。
これらを使用することで、より効率的に作業を進めることができます。
トラックパッドのピンチ操作でズームを変更することも可能です。
サイドチェインのフリーズが可能に
エレクトロミュージックで頻繁に使用するサイドチェイン機能。
このサイドチェインのサウンド結果をフリーズが可能になりました。
こ使用するという方にとって非常にありがたいですね。
各トラックのオーディオ書き出しにセンドリターン/マスタートラックエフェクトの結果を反映
トラックやグループトラックをオーディオエクスポートする際に、センドリターントラックやマスタートラックのエフェクトの適用結果を組み込めるようになりました。
リバーブを含めて書き出した波形に対し、スライスエディットを行うなど。
きめ細かで凝った作業がより簡単に実行できるようになります。
いかがでしたでしょうか?
どの機能もすぐに使えて、効果が高い項目ばかりですね。
特にVST3への対応は誰もが待ち望んでいた機能ではないでしょうか?
是非、お試しください!
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