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Native Instruments Massive 使い方⑩ 1つのトラックで最大128の音色を切り替える

1つのMasssiveで複数の音色を切り替えCPU負荷を避ける

1つのMassiveで最大128の音色を切り替える

エレクトロミュージックの定番「Massive」。

そのサウンドメイキング、コントロールの行いやすさで大人気のシンセサイザーですが、使用頻度が高いということは、1つの楽曲で複数のMassiveを立ち上げる機会も多くなります。

パソコンのスペックに余裕がある場合、さほど問題にはなりませんが、お使いのパソコンによってはCPU負荷に悩まされている方も多いでしょう。

そこで今回は、CPU負荷対策としても使える「1つのMassiveで複数の音色を切り替える」というテクニックをご紹介します。

1つのMassiveでプリセットを切り替える 動画解説

  1. 1オシレーター
  2. 2グライドとFM
  3. 3フィルター
  4. 4エンベロープ
  5. 5マクロコントロール
  6. 6STEPPER
  7. 7プリセットの追加
  8. 8複数のモジュレーションを使用する
  9. 94つのモジュレーションタイプ

Massiveのプログラム設定

まずは好みの音色を作成し、「File」から「Save as」を選択して保存します。

save-as-massive

ここでは分かりやすく、デスクトップにプリセットを保存しました。
プリセット管理に関してこちらの記事で解説しています。

次に「Browser」タブへ切り替え、「PROGRAMS」を選択します。

program-1
1〜128の番号が並んでいて、この1つ1つに対して音色を割り当てられるという考え方です。

import-preset-2
先ほどデスクトップに保存した音色を、ドラッグ&ドロップしてプログラムに追加します。
左のプリセット一覧から持ってくることもできます。

on-program
音色を配置した後は、電源をオンにしてプログラムを有効にしておきます。


DAW側でプログラムチェンジを打ち込む

続いて、DAW側のプログラムチェンジを打ち込んでいきます。
この考え方は全DAWで共通ですが、今回はCubaseの操作方法をご紹介します。

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「MIDI」から「リストエディターを開く」を選択します。

以下のような画面が表示されますので、手順に沿って打ち込んでみてください。
list-editor

  • 1. プログラムチェンジを選択します
  • 2. 鉛筆ツールを選択します
  • 3. 音色を変更したい箇所にデータを書き込みます
  • 4. プリセットの番号を指定します(上記Massiveで音色を配置した番号)

これで完了です。
指定した箇所が演奏される瞬間に、Massiveの音色が切り替わります。