DTM初心者講座 ピアノロールとリズムの読み方 1
リズムを把握して打ち込みの理解を深める
ここではDTMに欠かすことができないピアノロールを基に、
リズムの概要や読み方を解説していきます。
このポイントを理解することで、DTM作業が飛躍的に行いやすくなり作業も捗ります。
今回は全リズムの基本となる「4分(しぶ)」について見ていきましょう。
解説動画
- 1MIDIの基礎知識
- 2MIDIの「パラメーターと数値」について
- 3ソフトシンセ/プラグイン DAW対応規格の注意点
- 4オーディオインターフェイス選びの注意点
- 5サンプラー 1 素材をサンプリングしてリズム楽器を作る
- 6サンプラー 2 素材から音程楽器を作る
- 7ピアノロールとリズムの読み方 1
- 8ピアノロールとリズムの読み方 2
- 9ピアノロールとリズムの読み方 3
- 10必ず合わせたい楽曲の基本チューニング
- 11連符について
リズムの基本概要を理解する
音楽を記録する上で必ず使用されるのが「小節」という単位です。
ほとんどのDAWソフトの画面上部には、このような小節を表す数字と目盛が表示されています。
この1小節をピアノロールをで開いてみます。
1小節が4つに分割されており、その1つ分の長さを「4分」と呼びます。
この長さ分音を出せば「4分音符」、空白ならば「4分休符」ということです。
よくバンドのドラマーが「1.2.3.4」とカウントを出しますが、
これは4分でカウントされています。
1小節に対して4分音符を打ち込んでみると、
このように均等に4つのノートが入ることになります。
これが4分音符と呼ばれる理由です。非常に単純ですね。
リズムは4分が基本となりますので、今回はこの点を押さえていただければ十分です。
楽曲のテンポ(メトロノーム)も4分音符が基準
楽曲の速度を表すテンポですが、この数字も4分が基本となっています。
楽曲のテンポ(速度)を数字で指定しますが、
この数字は「1分間に4分音符が何回入る早さか?」ということを表しています。
上記画像の場合はテンポ89のため、1分間に4分音符が89回入る早さということになります。
もし、テンポ60の場合は4分音符の長さがちょうど1秒ということになります。
この点も把握しておくとテンポに対する理解も深まるでしょう。
次回は4分以外のリズムを解説していきます。