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サンプラー 1 素材をサンプリングしてリズム楽器を作る

DTM初心者講座 公開 2015.11.30 更新 2026.07.18
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サンプリングとサンプラーは、身の周りの音を録音して楽曲に取り込む重要なDTM技術です。マイクで録音した音声をDAWに取り込み、サンプラーソフト(Battery4など)で編集・加工することで、オリジナルな楽器音を自由に作成できます。ドラッグ&ドロップで素材を読み込み、MIDIノートで再生、波形の不要部分カット、ピッチやエフェクト調整など多彩な編集が可能です。ワンショット形式とADSR形式の2つの再生方法を理解することで、ドラム音源から音程楽器まで、幅広い音作りの自由度が広がります。

身の回りの音を楽器として使用する

波形

サンプリングやサンプラーという言葉を耳にされたことがあると思います。

これを一言で説明すると、

  • サンプリング : パソコンやDAWに音を録音/取り込むこと
  • サンプラー : 取り込んだ音を音楽的に加工し、再生する機器、またはソフト

となります。

これは、身の周りの音を録音し、オリジナル素材として楽曲の中で使用できることを意味します。
様々な可能性を秘めており、身近な音も音楽に関連していることに気づかされます。

iPad

また、iPhoneやiPadなどの音楽ソフトにも、積極的にサンプリングが取り入れられています。
これら概要の把握と、機能を扱うことができると、音楽制作の視野が大きく広がります。

soft open

ここでは、缶を開ける音を録音(サンプリング)し、
サンプラーへ取り込んで使用するという流れを解説していきます。

これにより、サンプリング/サンプラーの理解を深めていただければ幸いです。

サンプリング解説動画

  1. 1MIDIの基礎知識
  2. 2MIDIの「パラメーターと数値」について
  3. 3ソフトシンセ/プラグイン DAW対応規格の注意点
  4. 4オーディオインターフェイス選びの注意点
  5. 5サンプラー 1 素材をサンプリングしてリズム楽器を作る
  6. 6サンプラー 2 素材から音程楽器を作る
  7. 7ピアノロールとリズムの読み方 1
  8. 8ピアノロールとリズムの読み方 2
  9. 9ピアノロールとリズムの読み方 3
  10. 10必ず合わせたい楽曲の基本チューニング
  11. 11連符について
YouTube動画への質問と回答の抜粋

今更すみません! 何というソフトですか?


NativeInstruments社の「Battery4」というソフトを使用しております。 https://www.native-instruments.com/jp/products/komplete/drums/battery-4/


コメント失礼します。 例えば既存の曲からメロディ部分だけをサンプリングする事は可能でしょうか?もし可能であればその方法を教えて頂きたいです。


楽曲のオケがあればこのようなテクニックで抽出が可能な場合がございます。 https://sleepfreaks-dtm.com/produce-recipe/get-vo/


サンプリングとは?

サンプリングとは、マイクや録音機器を使用して、
パソコンにサウンドを取り込むことです。レコーディングもサンプリングの仲間と言えます。

そして、サンプリングしたサウンドを音楽の中で使用するための機器がサンプラーです。
ハード機器/ソフトシンセにもサンプラーが存在します。

ここでは、各DAW共通で使用可能な、Native Instruments「Battery4」を使用していきます。

オーディオの録音

  • threebodytech 記事中

サンプラーへの取り込み

波形

缶を開けるサウンドをレコーディングした波形です。

サンプリングとサンプラー

これをサンプラー(Battery4)へ取り込みました。
素材を「ドラッグ&ドロップ」するだけで、取り込むことができる機種もあります。

MIDIの打ち込み

サンプラーへ取り込むことで、MIDIノートで波形を再生することができます。
これはサンプラーのメリットと言えます。

サンプラーでの編集

サンプラーへ取り込むメリットは、MIDIで打ち込めるということだけではありません。
その一例をご紹介致します。

範囲の指定

読み込んだ波形内で、どの部分を使用するか?を決めることができます。
不要部分が取り除かれるため、ノイズ部分のカットにも使用できます。

コピー

同じ素材を複製することで、MIDIノートの音程によって、
波形の異なる部分を再生させることが可能です。

Edit with battery

上記の考えを応用すると、「音程」「パン」「リバースなどの特殊効果」「エフェクト」など、
あらゆる設定を個別で調整することができます。

ワンショットとADSR形式

少しだけ難しいお話になってしまいますが、大切な概念をお伝えします。
サンプラーには大きく分けて「2種類」の再生方法があります。

  • ワンショット

ワンショット

一度サンプルが再生されると波形の最後まで再生されます。
MIDIを短めに打ったとしても、同様のサウンドが得られます。
ドラムなどに多い形式です。

  • ADSR

ワンショットとは逆の形式で、
MIDIノートの長さで、再生時間をコントロール可能です。

より細かなニュアンスを出したい、ブツ切りサウンドを作りたい。
そのような場合に向いており、音程楽器に使用されることが多い形式です。

  • Attack : 波形をすぐに再生させるため「0」
  • Sustain : 波形音量を維持したいため「Max」
  • Release : MIDIの演奏が終わった際に、再生をすぐに止めるため「0」

これが基本設定となります。

次回は、この素材を加工して、音程楽器を作成していきます。

よくある質問

Q1. サンプリングとレコーディングの違いは何ですか?

サンプリングはマイクや録音機器を使ってパソコンに音を取り込むプロセスで、レコーディングもサンプリングの一種です。つまり、音を録音する行為そのものを指します。

Q2. 缶を開ける音など日常音をどのように楽曲に活かせますか?

サンプラーに取り込んだ日常音は、MIDIノートで自由に再生・制御できます。波形の部分編集、ピッチ変更、リバース、エフェクト追加などで、まったく異なる楽器音として活用できます。

Q3. ワンショットとADSR形式はどう使い分けるべきですか?

ワンショットはドラムなど一度で完結する音に、ADSR形式は音程楽器やニュアンスが必要な音に向いています。ADSR設定でAttack「0」、Sustain「Max」、Release「0」が基本です。

Q4. Battery4以外のサンプラーは使用できますか?

はい。KontaktやProToolsなど各DAW付属のサンプラーやプラグインでも同じサンプリング編集が可能です。基本概念は共通で応用できます。