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DTMのためのMIDIキーボード選び 2025 | 現在のお勧め製品はコレ!

自分に合う製品はどれ?MIDIキーボード選びの要点と人気モデルを紹介

DTMを始める際に導入を検討する機材の1つ「MIDIキーボード」
様々な製品があるため、何を基準にすれば良いのか迷ってしまうという方も多いと思います。
下記は、昨年末に弊社で行ったキーボードについてのアンケート結果です。

キーボードを使用しているキーボードを使用しない
2721名501名

このように、おおよそ84.5%の方がDTMの楽曲制作でMIDIキーボードの必要性を感じていることが分かります。
そこで、本記事ではMIDIキーボードの基本的な知識から選び方のポイント、そして2025年現在のおすすめ製品を紹介します。

MIDIキーボードの種類

MIDIキーボードには、大きく分けて「音源が内蔵されているもの」と「音源が内蔵されていないもの」の2種類があります。

音源内蔵タイプは、パソコンがなくても演奏できる手軽さが魅力で、スピーカー搭載モデルなら外部スピーカーやヘッドフォンも不要。
近年のシンセサイザーやライブパフォーマンスで使用するキーボードもこのタイプに含まれます。
これらの製品もUSBなどでパソコンと接続すれば、MIDIキーボードとしてDAWの音源をコントロールすることが可能です。
価格は高めな傾向ですが、その機種ならではの音源が内蔵されているので、音源が気に入った場合には良い選択肢です。

音源が内蔵されていないタイプは、パソコンと接続しDAWの音源を使用して音を鳴らします。
音源内蔵タイプのような手軽さはありませんが、コストパフォーマンスに優れているものや演奏支援機能を搭載したモデルなど、選択肢の幅が広い点がメリットと言えます。

MIDIキーボードを使用するメリット

DTMはMIDIキーボードがなくても行うことができますが、導入することでより効率的に豊かな表現を加えることができます。
主なメリットとしては、下記が挙げられます。

  • 入力の効率化 : マウスより速く直感的にメロディやコードを入力できるため、アイデアを素早く形にできる。
  • 表現力の追加 : ベロシティ、ホイールなどで演奏に人間らしいニュアンスを追加できる。
  • 操作性の向上 : ノブやパッドなどでDAWや音源を物理的にコントロールできる。
  • 素早いアクセス : ソフトウェア音源の音色を次々と切り替えて確認できる。

失敗しないMIDIキーボード選びの重要ポイント

MIDIキーボードを選ぶ際には、いくつかのポイントがあります。
数ある製品の中から最適な一台を選ぶために、特に以下の3つを押さえておいてください。

ポイント1:鍵盤数と鍵盤のサイズ

MIDIキーボードを選ぶ上でまず確認していただきたいのが、鍵盤数と鍵盤の大きさ(サイズ)です。
鍵盤数は、主に25鍵、37鍵、49鍵、61鍵、88鍵の5種類があります。
持ち運びを優先したい場合は25鍵か37鍵、基本入力や演奏を重視する場合は49鍵か61鍵、本格的なピアノ演奏も行いたい場合は88鍵がおすすめです。

鍵盤のサイズも重要な選択ポイントで、主に、アコースティックピアノと同じ鍵盤幅の「フルサイズ鍵盤(標準鍵盤)」と、それよりも幅も奥行きも小さい「ミニ鍵盤」の2種類があります。

  • フルサイズ鍵盤(標準鍵盤): 自然な演奏感で、49鍵以上のモデルではこれが一般的。
  • ミニ鍵盤 : 携帯性に優れますが、演奏時にはやや窮屈に感じることも。主に25/37鍵モデルで採用。

最終的に、「演奏するジャンルや曲の複雑さ」「設置スペースの広さ」「持ち運びの頻度」「予算」そして「鍵盤のサイズ(フルサイズかミニか)」を総合的に考えて、最適なモデルを選ぶと良いでしょう。

ポイント2:鍵盤のタッチ

鍵盤の押し心地(タッチ)も重要な要素で、主に「キーボードタッチ」「セミウェイテッド」「ハンマーアクション」の3種類があります。

  • キーボードタッチ : 最も軽いタッチ。速いフレーズ入力向き。
  • セミウェイテッド : 中間的な重さ。弾き応えと軽さのバランスが良い万能タイプ。
  • ハンマーアクション : ピアノのタッチを再現した重い鍵盤。リアルな演奏感でピアノ経験者に最適。

可能であれば実際に楽器店などで触って、好みのタッチを確認するのが理想的です。

ポイント3:ペダル端子の有無

ペダルは演奏の表現力を大きく広げるツールで、代表的なものとして「サスティンペダル(ダンパーペダル)」と「エクスプレッションペダル」があります。

  • サスティンペダル : 踏むと鍵盤から指を離しても音を伸ばし響かせることができる。
  • エクスプレッションペダル : 音量、フィルター(ワウ効果など)、エフェクトなどを踏み込み具合で操作できる。

サスティンペダル端子は多くの標準的なMIDIキーボードに搭載されていますが、エクスプレッションペダル端子は搭載されているものと搭載されていないものがあります。
ペダルを使用したい場合は、購入前に端子の有無をチェックしてください。

おすすめのMIDIキーボード4選

ここからは、上記のポイントを踏まえ、初心者の方にも人気が高く、定番と言えるMIDIキーボードを4つご紹介します。
今回は、パソコンのソフトウェア音源と組み合わせて使うことで、拡張性が高い「音源が内蔵されていないタイプ」の製品をピックアップしています。

M-Audio Keystation MK3 シリーズ

演奏に必要な基本的なコントロールに絞ったシンプルな設計で、コストパフォーマンスに優れた定番MIDIキーボード。
複雑な機能は少ないですが、DAWソフトや音源も付属しDTM入門にも最適です。
マウスやパソコンのキーボードでの操作と併用しつつ、主に鍵盤での入力や演奏を行いたい方、予算を抑えたい方におすすめです。

製品ラインナップと価格目安

Keystation Mini 32 MK3 (32鍵ミニ鍵盤) : 6,000円前後(税込)
Keystation 49 MK3 (49鍵フルサイズ・キーボードタッチ) : 12,000円前後(税込)
Keystation 61 MK3 (61鍵フルサイズ・キーボードタッチ) : 20,000円前後(税込)
Keystation 88 MK3 (88鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 30,000円前後(税込)

下記は、本製品の主な特徴です。

  • 基本コントロール : 演奏表現に使うピッチベンド/モジュレーションホイールを搭載
  • DAWコントロール : 再生・停止などのトランスポートボタン、メニュー操作に便利な方向ボタン、音量調整に使えるボリュームフェーダーを装備(49鍵以上に搭載)
  • 接続端子 : USB-B(PC/Mac/iOS接続 ※iOSは要アダプタ)、 サスティンペダル入力(49鍵以上に搭載)
  • 電源 : USBバスパワー駆動(USBケーブル1本で動作)
  • 付属ソフトウェア : Ableton Live Lite、MPC Beats、Pro Tools Intro AIR Music Tech製音源(Mini Grand、Xpand!2など)
Novation Launchkey MK4 シリーズ

Ableton Liveを始めとし、Cubase、Logic Pro、FL Studioなど主要なDAWとの連携機能を持つMIDIキーボード。
スケールモードやコードモード、アルペジエーターといった作曲支援機能や、叩きやすく表現力豊かなパッドも充実。
Ableton Liveユーザーはもちろん、パッドでのビートメイクや、音楽理論に頼らず直感的に作曲したい方におすすめです。

製品ラインナップと価格目安

Launchkey Mini 25 MK4 (25鍵ミニ) : 17,000円前後(税込)
Launchkey Mini 37 MK4 (37鍵ミニ) : 20,000円前後(税込)
Launchkey 25 MK4 (25鍵フルサイズ・キーボードタッチ) : 25,000円前後(税込)
Launchkey 37 MK4 (37鍵フルサイズ・キーボードタッチ) : 30,000円前後(税込)
Launchkey 49 MK4 (49鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 36,000円前後(税込)
Launchkey 61 MK4 (61鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 43,000円前後(税込)

下記は、本製品の主な特徴です。

  • DAW連携 : 主要DAWの複雑な設定なしにミキサーや再生・停止などをコントロール
  • RGBパッド : 16個搭載(ベロシティ/ポリフォニック・アフタータッチ対応)ドラム、クリップ起動、各種モード操作に活用
  • クリエイティブ機能 : スケールモード(音外し防止)、3種のコードモード(コードマップ/ユーザー/固定)、アルペジエーター(自動分散和音)を搭載
  • パラメーターコントロール : ノブx8(全モデル)、フェーダーx9(49/61鍵)でソフトウェアをリアルタイム調整
  • 接続端子 : USB-B(PC/Mac接続)、サスティンペダル入力、MIDI出力(フルサイズモデルに搭載)
  • 電源 : USBバスパワー駆動
  • 付属ソフトウェア : Ableton Live Lite、その他パートナー製音源・エフェクトバンドル
  • ※ポリフォニック・アフタータッチは、パッド(または鍵盤)を押し込む強さを検知し、それぞれの音に違った変化(音色変化など)を加えられる機能です。

Arturia KeyLab mk3 シリーズ

高度なコントロール、主要DAWとの連携、そしてプログレードの豊富な音源やエフェクトをパッケージしたMIDIキーボード。
見やすいTFTディスプレイと機能的な操作パネルで、音楽制作のワークフローを強力にサポート。
ブラックとホワイトのカラーバリエーションで、スタイリッシュなデザインも魅力です。
Arturiaの音源を使いたい方、多機能なマスターキーボードを探している方、本格的な制作を目指す方におすすめです。

製品ラインナップと価格目安

KeyLab 49 mk3 (49鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 70,000円前後(税込)
KeyLab 61 mk3 (61鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 90,000円前後(税込)
KeyLab 88 mk3 (88鍵フルサイズ・ハンマーアクション) : 163,000円前後(税込)

下記は、本製品の主な特徴です。

  • RGBパッド : 12個搭載(ベロシティ/プレッシャー対応)
  • コントローラー : タッチセンス対応エンコーダー(ノブ)x9, タッチセンス対応フェーダーx9を装備
  • 大型TFTディスプレイ : パラメーターやプリセット情報をカラー表示し、連携ボタンで直感的操作が可能
  • DAW連携 : 主要DAW用カスタムスクリプト付属。トランスポートやミキサー操作が容易
  • クリエイティブ機能 : スケールモード(音外し防止)、コードモード(ユーザーコード対応)、アルペジエーター(ランダムモード含む)を搭載
  • 接続端子 : USB-C(PC/Mac接続)、MIDI入力/出力、サスティンペダル入力、エクスプレッションペダル入力、Auxペダル入力
  • 電源 : USBバスパワー駆動。別売アダプターでの駆動も可能
  • 付属ソフトウェア : Analog Lab Pro、Mini V、Piano V 等のArturia製ソフトに加え、Ableton Live Lite、NIピアノ音源など多数付属
Native Instruments Komplete Kontrol S MK3 シリーズ

NI社のKomplete音源やNKS対応プラグインとの連携を誇る、プロ品質のMIDIキーボード。
高精細スクリーン、多機能なLight Guideに加え、ポリフォニック・アフタータッチに対応した高品質のFatar製鍵盤が特徴。
ソフトウェアをハードウェアのように直感的に操作でき、没入感の高い制作環境を構築できます。
Kompleteユーザーや高品質・高機能を求める方、予算に余裕のある方におすすめです。

製品ラインナップと価格目安

Kontrol S49 MK3 (49鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 90,000円〜100,000前後(税込)
Kontrol S61 MK3 (61鍵フルサイズ・セミウェイテッド) : 110,000円〜130,000円前後(税込)
Kontrol S88 MK3 (88鍵フルサイズ・ハンマーアクション) : 186,000円〜200,000円前後(税込)

下記は、本製品の主な特徴です。

  • 大型カラースクリーン : 音源ブラウズ、パラメーター確認・調整がキーボード上で完結
  • NKS連携 : 対応プラグインのパラメーター自動マッピング、Light Guide連動など、シームレスな統合
  • Light Guide : 鍵盤上のRGBライトがスケール、キーゾーンなどを視覚的に表示
  • コントローラー : 指で操作するタッチセンサー。ピッチ/モジュレーションなど、役割を割り当てて様々なコントロールが可能
  • DAW連携 : 主要DAWのミキシング、トランスポートなどを制御
  • 接続端子 : USB-C(MIDI)、 MIDI入力/出力、サスティンペダル入力、エクスプレッションペダル入力、アサイナブルペダル入力
  • 電源 : USB-Cバスパワー(基本動作)に加え、電源アダプター付属(全機能使用には外部電源推奨/必須の場合あり)
  • 付属ソフトウェア : Komplete Kontrolソフト、 Komplete Selectバンドル (Massive、Monarkなど)、Ableton Live Liteなど




いかがだったでしょうか。
ぜひ、選び方のポイントやおすすめモデルを参考に、お気に入りの一台を見つけて、より快適でクリエイティブな音楽制作を楽しんでください!
なお、今回紹介した各製品に付属のソフトウェアや価格については、時期や販売店によって変動することがあるため、購入前に必ず最新の情報をご確認ください。

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