ソフトシンセをパラアウトする Studio One 使い方
マルチ音源、ドラム音源に効果的!!
前項「1つのソフトシンセで複数の音色使用する」では
複数の楽器へMIDIチャンネルを割り当てる方法をご紹介しました。
非常に便利な方法ですが、複数の楽器が同じソフトシンセを使用していることによる
欠点が出てきます。
- 楽器別の音量、PANのコントロール
- 楽器別のインサートエフェクト、センドエフェクト
- 楽器別のソロ、ミュート
などです。
同じソフトシンセを使用していると仕方がないことに思えます。
しかし、これには解決策があります!!
「パラアウト」 という方法です
同じソフトシンセに立ち上げた楽器別はもちろんのこと
ドラム音源のキック、スネアなど
キット別に「音量」「パン」「エフェクト」「センド」 の設定を行うことができ、
音作りが大きく広がります。
StudioOne パラアウト設定①
StudioOne パラアウト設定②
ここではStudioOne付属ソフトシンセ「Impact」を使用し解説していきます。
StudioOneでの「パラアウト」は非常にシンプルです。
↑ パラアウト可能なソフトシンセには必ず備わっている「アウトプット」をキットごとに異なるものに割り当てます。
これは追加購入した「ソフトシンセ」も同様となります。
↑ このように同じソフトシンセながらにも
設定した「アウトプット」ごとに異なる「音量」「パン」「エフェクト」「センド」 の設定を行うことができます。
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全てを備えたサンプラー Kontakt
多くの高品質音源を備えたサンプラーです。ご自身で用意した素材をKontaktへ読み込み、様々な素材を作ることができます。その操作性の高さをご確認ください。