広告

×
目次

インバート機能で波形を整える Logic Pro の使い方

Author: sleepfreaks

波形を反転させる

音を拡大していくと

波形拡大

必ずこのような波になります。

この波を「反転」させるのが「インバート機能」です。

この「反転」は単体再生だと意味がありません
他トラックと同時に再生した際に効果を発揮します。

インバートの解説



位相反転を使用したボーカルファイル抽出

インバート例

有名なものに「ドラムのスネア」があります。

リズムの中心となる「スネア」には2本のマイクを使用し
レコーディングすることが多いです。

スネアドラム マイク位置

スネアの「打面」と「裏(スナッピ)」にマイクをセットするのですが、
録音後の波形は波形が反転してしまうのです。

これにより、音の芯がぼやけてしまうという弊害がでます。

Drums

ドラムREC後の波形です。
この中のスネア波形を確認してみます。

スナッピ比較

上が「打面」 下が「スナッピ」の波形です。
波形の山が完全に逆になっています。

これでは音像がぼやけてしまいます。

ここで「インバート」を使用します。
「スナッピ」の波形を反転させ「打面」の波形と合わせます。

        

  • Logic X
  • Logic 8/9

Logic X インバート適用方法

インバート

反転させたいリージョンをダブルクリックし、
「サンプルエディタ」を表示します。

「ファイル」タブを選択します。
「機能」から「反転」を選択します。

インバート後

「波形」が反転し、山が「打面」と合いました。

サウンドをチェックしてみましょう。

「インバート前」

「インバート後」

スネアがスッキリし前に出てくるのが確認できると思います。

こんなに素早く、簡単に音を良くできます。
使わない手はないですよね。

※オーディオの編集タブが現れない場合、以下URLより解決することができます。

この他にも複数のマイクを使用してレコーディングした
「ギター」「ベース」「他ドラムマイク」など

「インバート」機能で積極的な音作りに使用することができます。

Logic インバート適用方法

インバート方法

↑ 反転させたいリージョンをダブルクリックし、
「サンプルエディタ」を表示します。

メニュ →「機能」→「反転」を選択します。

インバート後

↑ 「波形」が反転し、山が「打面」と合いました。

サウンドをチェックしてみましょう。

「インバート前」

「インバート後」

スネアがスッキリし前に出てくるのが確認できると思います。

こんなに素早く、簡単に音を良くできます。
使わない手はないですよね。

打ち込みのドラム、その他の楽器にも応用可能

今回のサンプルは「BFD2」を使用しました。

最近のドラムソフトは非常に良くできており、
生のマイキングを忠実に再現したものなので、生と同じ処理ができてしまいます。

この他にも複数のマイクを使用してレコーディングした
「ギター」「ベース」「他ドラムマイク」など

「インバート」機能で積極的な音作りに使用することができます。

        

  • Logic X
  • Logic 8/9

Logic Pro




DTM解説情報をつぶやくTwitterのフォローもお願いいたします。