トラックディレイで演奏タイミングを最適化する Ableton Live Tips
演奏タイミングが遅れてしまうトラックに効果的
打ち込み作業を行っていると、ソフトシンセの発音タイミングや、
ハードシンセの演奏遅延が気になるという場合があります。
これは、MIDIデータを小節や拍にジャストで打ち込んだとしても解消されません。
だからといって、全ての演奏を前にズラすのはとても面倒ですし、
そのファイルをコピーする際に、上手くコピーされないという問題も出てきます。
このような問題を解消できる便利機能が「トラックディレイ」です。
MIDIノートを移動することなく、指定した間隔を前後して演奏させることができます。
「Ableton Live Tips」トラックディレイで演奏を最適化する
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トラックディレイ適用方法
トラックディレイの適用は非常に簡単です。
セッションビューからはこの「D」部分。
アレンジビューからはこの「D」部分をクリックし点灯させます。
- 1_移動単位を「ミリセカンド」もしくは「サンプル」の2つから指定します。
- 2_上下ドラッグで移動する値を指定します。
「-」の値で演奏が早く、「+」の値で演奏が遅くなります。
これでMIDIの演奏タイミングが最適化されます。
適正なタイミングを探すために、実際に再生しながら適正値を探ってみてください。
ミリセカンドの解説
サンプル単位の解説
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