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複数楽曲のテンポ合わせ ProTools の使い方


Pro Toolsを使用して複数の楽曲のテンポを統一する方法について、実践的な手順を解説した記事です。リミックス制作やDJ、サンプリング素材の取り込みなど、異なるテンポの音声を扱う場面で必須となるテンポ合わせの技術を習得できます。基準曲を設定し、他の楽曲のテンポを測定した上で、Pro Toolsの「TCE(Time Compression/Expansion)」ツールを活用してクリップを引き伸ばす方法により、正確なテンポ統一が可能になります。小節数を計算しながら調整することで、音質を損なわずにシームレスなテンポ合わせが実現できるようになります。

基準曲に合わせて他素材のテンポを合わせる

前項は「楽曲のテンポを割り出す」という操作をご紹介しました。
今回はそれを応用した2曲以上に対してのテンポの合わせ方をご紹介します。

複数のテンポ

  • リミックス素材を現在の楽曲テンポに合わせる
  • サンプリングCDなどの素材を楽曲へ取り込む
  • DJなどで2曲のテンポを合わせたものを流したい

などに役立ちます。

設定方法

2曲のテンポを合わせてみましょう。

テンポの確認

まずは2曲のテンポを前項の方法で把握します。
「132」と「120」と判明しました。

どちらを基準とし変更するのかを決めます。
ここでは下クリップ「120」に合わせます。

ということは下のクリップを調整することとなります。
ここからは「132」のクリップのみを見ていきます。

テンポ

まずプロジェクトテンポを「132」に合わせます。

小節把握

約64小節とわかります。

空白をカット

この際、空白部分はキリのよい小節でカットします。

64小節ジャストにカットしました。
この数字をメモしておきます。

楽曲は1小節目から始まるように、空白を含めクリップにしておく必要があります。

また、楽曲は1小節目から始まるように、空白を含めクリップにしておく必要があります。

この後、基準楽曲のテンポ「120」へ戻します。

テンポを戻す

今まで「64小節だった」クリップが「約58小節」になっています。
基準のテンポが変わったためです。

このクリップを「64小節」まで引き伸ばすとテンポが合うことになります。

タイムストレッチ

「トリマーツール」を長押して、「TCE」へ変更した後、
クリップを64小節まで引き伸ばし、作業は完了です。


よくある質問

Q1. Pro Toolsで2曲のテンポを合わせる場合、どちらを基準にするべきですか?

基準とする曲は制作の目的により異なります。既存の楽曲に新しい素材を合わせる場合は、既存曲をベースにするのが一般的です。記事では下クリップの120BPMを基準として、上の132BPMクリップを調整する例を示しています。

Q2. TCEツールを使わずにテンポを合わせることはできますか?

Pro Toolsには複数のテンポ調整機能が存在します。ただしTCEは最も直感的で精密な方法で、クリップを引き伸ばして正確なテンポ合わせができるため推奨されています。

Q3. テンポ合わせの際に音質が劣化するのを防ぐにはどうすればよいですか?

Pro Toolsの高度なタイムストレッチアルゴリズムを使用することで音質劣化を最小限に抑えられます。可能な限り小さなテンポ変更幅にとどめることも有効です。