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54_ライブでの同期設定_PROTOOLS

Protoolsの使い方 上級者編 公開 2013.03.17 更新 2026.07.17
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ProToolsでライブ演奏を行う際の同期設定方法について、必要な機材選定から実践的なトラックルーティング設定まで詳しく解説しています。オーディオインターフェイス、ヘッドフォン、ヘッドフォンアンプを用意し、マスターフェーダーとAUXトラックを活用することで、観客向けのミックスと演奏者向けのメトロノーム・オケを独立して送出できます。複数曲やテンポ変更への対応方法、CPU負荷軽減策なども含まれており、ライブPAとモニタリングを完全に分離した安定した同期ライブの実現が可能です。

ライブでProtoolsを使用する

DAWを使用すると、使用可能な楽器や手法が広がります。
ただし、問題となってくるのが「ライブで再現ができない」ということです。

そこで行なうのが、ノートパソコンを持ち込んでの「同期」です。

生演奏/編成で補うことができないトラックはPAへ送り、直接流すというものです。

ここでは「同期ライブの設定」を解説していきたいと思います。

同期に必要な機材

まずは同期設定に必要な機材を確認しておきましょう。

オーディオインターフェイス

出力が「2ステレオ」必要となります。
解説では「Output 1-2」「Output 3-4」を使用します。

オーディオインターフェイス選びに関して


  • サイト使用協力 : 株式会社サウンドハウス
  • ヘッドフォン

    演奏者が「オケ/メトロノーム」を聴く為に必要となります。

    ヘッドフォンアンプ

    「オーディオインターフェイス」と「ヘッドフォン」の間に挟む機器です。
    状況に合わせモニター音量をコントロールすることが可能です。

    モニター人数に合わせたものを購入します。

    • threebodytech 記事中

    同期のトラックルーティング設定

    生演奏がオケとズレないように、
    リズムを担当する方は「メトロノーム」を聴くことになります。

    ただ、普通に「メトロノーム」を流しては観客に聞こえます(笑)
    この辺りを工夫した設定を行ないます。

    2MIX

    まずはライブで使用する「2MIXのオケ」を取り込みます。
    この際、各トラックごとに分かれているものでも構いません。

    マスターフェーダーを「2つ」、AUXトラック「2つ」

    マスターフェーダーを「2つ」、AUXトラック「2つ」ステレオで作成します。

    オケアウトプット

    オケの「アウトプット」を「BUS1-2(任意)」へ設定します。

    「AUXトラック」の「インプット」を共に「Bus1-2」

    「AUXトラック」の「インプット」を共に「Bus1-2」に設定します。
    これで「オケ」が両方のトラックへ入ってきます。

    「アウトプット」をそれぞれ「Analog 1-2」「Analog 3-4(ここではLine 3-4)」とします。
    名前もつけてしまいましょう。

    「観客(Analog 1-2)」「演奏者(Analog 3-4)」としました。

    「観客(Analog 1-2)」「演奏者(Analog 3-4)」としました。

    クリックトラック

    「クリックトラック」を作成し、
    「アウトプット」を「Analog 3-4」へ送ります。

    これで完了です。

    オーディオインターフェイスの「Out1-2」をPAさん(観客)へ
    「Out3-4」を「ヘッドフォンアンプ」へ接続し演奏者がモニタリングします。

    音量バランスは「各AUXトラック」「クリックトラック」で調整をします。

    Limiter

    音が割れてしまわないように
    「マスターフェーダー」へ「リミッター」を適用するのも良いでしょう。

    考えられる問題点

    上記設定で考えられる問題点/改善策を記載していきます。

    2MIXではなく各トラックを調整したい

    全トラックを「Bus1-2(任意)」

    方法は簡単です。
    全トラックを「Bus1-2(任意)」へ変更します。

    複数曲の演奏は?

    複数の楽曲

    楽曲をタイムラインに並べます。

    またMCを考慮する場合、
    メンバーの1人が「再生/停止」を担当した方が良いでしょう。

    そして困るのが「メトロノーム」です。
    曲ごとにテンポが異なるためです。

    以下記事の設定で、テンポ指定を行ないます。

    または「メトロノーム音」をオーディオ化し、貼付けておくという方法が考えられます。
    (ソフトシンセのパーカッションでも良しです)

    カウントはどうするのか?

    クリップを後ろに移動する

    演奏者は「メトロノーム」を常にモニタリングできるため、
    その分を考慮し、クリップを後ろに移動することで解決です。

    複数人でクリックをモニタリングしたい

    「Out3-4」からのサウンドを受け取る「ヘッドフォンアンプ」を強化します。

    パソコンが止まりそうで怖い

    気持ちはとてもわかります。正直、演奏どころではありません(笑)

    「100%止まらない」ということは不可能ですが、
    「バッファーサイズ」を高めの数字に設定しておくとCPU負荷が減り、停止確率を下げることができます。


    よくある質問

    Q1. ProToolsでライブ演奏を行う場合、観客にはメトロノームが聞こえないようにするには?

    オーディオインターフェイスの異なる出力を使用します。Output 1-2をPA(観客向け)へ、Output 3-4をヘッドフォンアンプ(演奏者向け)へ接続し、クリックトラックはOutput 3-4のみに送出することで分離できます。

    Q2. ライブで複数曲を演奏する場合、曲ごとにテンポが異なるメトロノームに対応するには?

    ProToolsのテンポ指定機能を使用するか、メトロノーム音を事前にオーディオ化してタイムラインに貼付ける方法があります。各楽曲のテンポ変更点を設定しておくことで自動的に対応可能です。

    Q3. ライブ中にProToolsが停止してしまうことが心配な場合、対策は?

    バッファーサイズを高めの数字に設定することでCPU負荷を軽減し、システム停止の確率を下げられます。また、マスターフェーダーにリミッターを適用し、音割れを防ぐことも重要です。

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