目次を見る

Cubase 7_音圧とRMSメーター

Cubase7のRMSメーターで音圧を計る

ここまで解説を行なってきました「ミックスコンソール」
今回で最終章となります。

ここでは音圧の目安となる新機能「RMSメーター」
そして音圧を調整するエフェクト「マキシマイザー」を中心に解説を進めていきます。

現在の音圧を把握することで、場面に合わせた的確な音圧調整が可能となります。

それではお楽しみください!!

Cubase7 ミックスコンソール 音圧とRMSメーター

ハーモニーボイス機能
コードアシスタント機能
ミックスコンソール_セットアップ編   
ミックスコンソール_Reverb/PANテクニック
ミックスコンソール_Inserts-Strip
ミックスコンソール_ボーカル処理/ルーティング
音圧とRMSメーター現在のページとなります
CurveEQ


動画ポイント_メーターの表示

今回使用する「RMSメーター」はデフォルト状態で非表示となっています。

メーターの表示

左上のボタンをクリックし、
「コントロールルーム/メーター」へチェックを入れることで表示が可能となります。

動画ポイント_2種類のメーター

メーター

このメーターは2種類の音量を示唆しています。

  • Peak : 実際に出ている音量を正確に表示
  • RMS : 人間の聴感上に近い音量(人間は一瞬の音量を正確に判断できない)

音圧を計る際は「RMS」を目安に行なわれることが多いです。

Peak/RMS/Loudnessについて


動画ポイント_RMSメーターの数字

RMSメーターは「ー(マイナス)」の値で表示され、
「0」に近ければ近いほど音圧が高くなります。

RMS最大

RMSメーターが感知した最大値を表示します。
CDのような音圧を得るには「RMSの平均が-10」この「最大値を-8」を目安とすると良いと思います。

メーター目安

Cubase再生時に、「RMSメーター」はリアルタイムで現在の音量が表示します。

しかし

リセットボタン

「最大値」はリセットが行なわれません。
赤囲み部分の「リセットボタン」を押すことで表示がリセットされます。

動画ポイント_マキシマイザー

マキシマイザー

「マキシマイザー」は
絶対に音が割れない(0を超えない)ように、音量を上げることができるエフェクトです。

通常はマスタートラックである「StereoOut」の最後に適用します。

上記「RMSメーター」を確認しながら、
「Optimize」を上げていくことで音圧調整を行ないます。