あなたに合うコースを診断
表示されない場合は別タブで開く ↗
PR

Neumann MT 48 レビュー | 録音に集中できる最高峰オーディオインターフェース

DTMのための音楽機材・ソフト紹介 公開 2026.01.28 更新 2026.07.17
記事を読む ↓
Sponsored
TRACK SHIBUYA-HONMACHI|DTMerのためのデザイナーズ防音マンション

ノイマン社のオーディオインターフェース「MT 48」は、タッチパネルディスプレイで本体のみで音作りが完結するプロ仕様のレコーディングデバイスです。EIN(等価入力ノイズ)が低く設計されているため、ノイズの少ないクリーンな録音が可能であり、4つの独立したミキサーにより柔軟なモニタリング環境を実現します。内蔵DSPで低レイテンシーのエフェクト処理ができ、かけ録りとドライ音の同時録音にも対応。ADAT、AES67、Danteなどの拡張性により、小規模なホームスタジオから大規模なプロの現場まで、あらゆる制作環境で長期にわたって使用できる汎用性の高い1台です。

本体操作だけで音作りが完結するプロ仕様の1台

今回は、伝統的なマイク「U87 Ai」で知られるノイマン社がリリースしているオーディオインターフェース「MT 48」を紹介します。
発売から時間が経った今でも「とにかく音が良い」という評価が絶えない1台です。
MT 48がなぜ多くのクリエイターを魅了するのか、その具体的な特徴と、音楽制作を快適にする機能を解説します。

本動画のレコーディングシーンでは、シンガーソングライターの冴夜さんにボーカリストとして出演いただきました。
ぜひ冴夜さんの活動もチェックしてみてください。
冴夜 / @saenaiyoruni
冴夜 lit.link(プロフィールリンク)

Neumann MT 48 レビュー 動画

録音に集中できる直感的な操作性

通常のオーディオインターフェースでは、マイクや楽器を接続した後、細かな調整のためにPCとの往復が発生しがち。
MT 48は本体のタッチパネルディスプレイで設定のほとんどが完結します。

入力ソースの選択、ローカットフィルター、ファンタム電源といった設定は画面をタップするだけで操作可能。
細かなパラメータやボリューム調整はジョグダイヤルで追い込め、手元で音作りを完結させてからDAWでの作業に移れます。

また、PC用のコントロールソフトも提供されており、本体画面と同様の操作をPC上で行ったり、設定の保存・呼び出しも可能です。

  • threebodytech 記事中

豊富な入出力と柔軟な接続性

MT 48は、さまざまな制作スタイルに対応できる入出力を備えています。

背面にはXLR/TRSコンボ入力が2系統あり、マイクとライン信号の両方に対応しています。
出力はXLRステレオ1系統、TRSステレオ1系統を備え、複数のスピーカー出力を使い分けやすいほか、アウトボードを使ったルーティングにも便利です。

フロントパネルにはインストゥルメント/ライン用の入力がモノラル2系統用意されており、ギターやシンセサイザーを手軽に接続できます。
ヘッドホン出力は2系統あり、左右に分かれて配置されているため、2人で同時に使用する際もケーブルの取り回しがしやすい設計です。

高音質を支える設計

MT 48の音質面で注目すべきは、機器内部で発生するノイズが非常に少ないという点です。

オーディオインターフェースには、機器自体が持っている内部ノイズがあります。
このうち主にマイクプリアンプのノイズの少なさを示す指標が「EIN(等価入力ノイズ)」です。

MT 48はこの数値がかなり低く設計されており、録音後に音量を上げてもノイズが出にくく、編集がしやすくなります。
また、生録音中心の楽曲でトラック数を重ねていっても、ノイズが目立ちにくいというメリットがあります。

ダイナミックレンジ(録音できる音量の幅)もマイク入力・ライン入力ともに広く確保されています。

レコーディングを支える柔軟なモニタリング環境

MT 48は、レコーディング時のモニター環境構築においても強力な機能を備えています。

4つの独立したミキサー

「Speakers A」「Speakers B」「Headphone 1」「Headphone 2」の4つの出力それぞれに、個別のミキサー設定が可能です。
これにより、例えばエンジニアは全体のバランスを聴きつつ、ボーカリストには自分の声とリバーブを大きめにしたミックスを、ギタリストには自分のギターを大きめにしたミックスを送る、といった柔軟な対応が可能です。

駆動力のあるヘッドホン出力

MT 48のヘッドホン出力は、高いインピーダンスのヘッドホンもしっかり鳴らせる駆動力を備えています。
高級なヘッドホンには、インピーダンス(電気抵抗)が高いモデルが多くあります。
一般的なオーディオインターフェースでは、このようなヘッドホンを接続しても音量が十分に上がらないことがありますが、MT 48ではしっかり鳴らすことができます。
これは高出力のヘッドホンアンプと、0.035Ωという非常に低い出力インピーダンスによるものです。

プラグイン品質の内蔵エフェクト

各チャンネルには、4バンドのパラメトリックEQ、3モード(ゲート/コンプ/リミッター)のダイナミクス、そしてモニター用のリバーブが搭載されています。
DAWのプラグインさながらの細かいパラメータ調整が可能で、特にボーカル録音では、モニター用にリバーブをかけることで、シンガーがより歌いやすい状態でパフォーマンスを行えます。

これらのエフェクトはDSP(内蔵プロセッサ)で処理されるため、PCのCPUに負荷をかけず、低レイテンシーで音作りができます。

かけ録りとドライ音の同時録音

EQやダイナミクスについては、エフェクトをかけた音とドライ音(素の音)を同時にDAWへ送れる機能も備えています。
USB設定でDual Outputを選択すると、各入力がウェット/ドライの2トラックに分かれて出力されます(2入力使用時は4トラック)。
例えばコンプを積極的にかけた音作りをしつつ、万が一のためにドライ音もバックアップとして残しておくといった使い方ができます。

デジタル入出力と将来を見据えた拡張性

MT 48は、現在の制作環境だけでなく、将来的なシステムのステップアップにも完全に対応します。

アナログ4イン/4アウトに加え、ADAT経由で最大8チャンネルのI/Oを拡張可能。
マイクプリアンプを追加して入力チャンネルを増やすなど、自宅でも活用しやすい拡張方法です。

さらに、放送局などのプロの現場で採用されているネットワークオーディオ規格「AES67」に標準対応。
オプションで、ライブサウンドの世界で広く使われている「Dante」にも対応可能です。
ネットワークオーディオは、多数のチャンネルを同時に送受信できるため、大規模なレコーディングセッションにも対応できるのが大きなメリットです。
このように、幅広いニーズに対応し、長期間にわたって使用できる1台となっています。

製品の仕様

MT 48 製品仕様
サンプリングレート 44.1kHz – 192kHz
ビットデプス 24bit – 32bit
マイク/ライン入力 XLR/TRSコンボ入力 2ch
Hi-Z/ライン入力 TRS入力 2ch(6.3mm、楽器/ライン対応)
メイン出力 XLR 2ch(最大出力レベル +24dBu)
ライン出力 TRS 2ch(6.3mm、最大出力レベル +24dBu)
ヘッドホン出力 TRS 2系統(6.3mm、独立制御可能)
光デジタル入出力 ADAT: 8ch(48kHz時)/ 4ch(96kHz時)/ 2ch(192kHz時)
S/PDIF: 2ch(最大96kHz)
ネットワーク入出力(Ethernet) RAVENNA / AES67 標準対応
Dante: ライセンスオプション購入で対応
マイクプリアンプゲイン 12〜+78dB
ディスプレイ タッチ対応 TFT LCD 800 x 480ピクセル
電源 USB-C(USB PD3.0対応)またはPoE+
サイズ / 重量 200 x 128 x 40mm / 950g

まとめ

実際に使ってみると、本当に録り音の良さを実感できる1台でした。
本体だけで音作りが完結するワークフローも魅力的です。
シンガーソングライターの方や、ボーカル・アコースティック楽器など生音中心のレコーディングをされる方には特におすすめできます。
すでに10万円クラスのオーディオインターフェースを使用していて、さらに高みを目指したいという方は、ぜひチェックしてみてください!

よくある質問

Q1. オーディオインターフェースでPCとの往復が多いのですが、MT 48なら改善されますか?

はい。MT 48はタッチパネルディスプレイとジョグダイヤルで本体のみでほぼすべての設定と音作りが完結するため、PCとの往復が大幅に減ります。マイクやEQ、ファンタム電源などの調整が手元で完結してからDAWでの作業に移行できます。

Q2. ボーカルレコーディングに向いていますか?

非常に向いています。EINが低く高品質な音を録音でき、モニター用にリバーブを搭載した内蔵エフェクトでシンガーが歌いやすい環境を作れます。2系統のヘッドホン出力により、エンジニアとボーカリストで異なるミックスを配信することも可能です。

Q3. 将来的にスタジオを拡張したい場合、MT 48は対応できますか?

完全に対応できます。ADAT経由で最大8チャンネル追加、AES67やDanteなどのネットワークオーディオに対応しているため、小規模なホームスタジオから大規模なセッションまで、長期的にシステムを拡張できます。

Q4. 高インピーダンスのヘッドホンを使っていますが、音量が不足することがあります。MT 48なら大丈夫ですか?

MT 48のヘッドホン出力は出力インピーダンスが0.035Ωと非常に低く、高出力のヘッドホンアンプを搭載しているため、高インピーダンスのヘッドホンでも十分な音量で駆動できます。

Lesson Courses

DTMレッスンのコース

オンラインレッスン実績No.1。一人一人に合わせたレッスン内容をご提供します。

Sleepfreaks

OPEN CURRICULUM

一人ひとりに合わせた、オリジナルカリキュラムを作成。