M/S処理で音圧と広がりをアップ
MS処理について
楽曲は基本的に中央(センター)に音が集まります。
このため、サイド(L,R)の音はセンターに比べ小さくなります
サイド音量を上げようと、リミッターやマキシマイザーを適用したとしても
当然、音が大きい中央(センター)部分が先に引っかかってしまい思うようにコントロールできません。
この症状を最適化できるのが「MS処理」です。
まずはBefore、Afterを聴き比べてみてください。
「MS処理前」
「MS処理後」
「MS処理後」の方が広がり、音圧感が大きいと思います。
この「M/S処理」は少し上級向けテクニックですが、
ソフト別で解説していきますし、フリープラグインもご紹介していきます。
それではいってみましょう。
MSの原理について
音とは不思議なもので、
全く同じ波形を用意し、片側の波形をインバートすることで無音になります。
インバートに関しては以下記事をお読みください。
波形をインバートさせ音を整える
またこの後、「インバート」は頻繁に使用しますので復習をお願いします。
この現象を利用し、
「L」「R」の音を抜き取り、個別に処理するというのが「MS処理」です。
それではソフト別解説を見てみましょう。
波形反転でMS処理を行う
MS処理を簡単に行えるプラグイン
上記のMS処理方法は少し敷居が高い、、、
そのような方にお勧めしたいMS処理を簡単に行えるプラグインです。
Waves Center
製品の購入:https://bit.ly/2XpJWgj
Waves MS Matrix
製品のご購入はこちらから
URL : https://bit.ly/2Vl0CTF
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