ノイズオシレーターを使用して効果音を作る シンセサイザー 初心者講座
音の補強から効果音まで
「ノイズ」は周波数に規則性がないため、音程という概念がありません
「ギターノイズ」「環境ノイズ」などあまり良い意味で使用されることが少ないのですが、
この「ノイズ」を有効に活用することも可能です。
大抵の「シンセサイザー」には「ノイズオシレーター」が搭載されています。
ここでは「ノイズオシレーター」について解説をしていきたいと思います。
ノイズオシレーターを立ち上げる
↑ ほとんど場合、ストレートに「Noise」と記載されているはずです。
これを「ON」にし、そのボリュームを調整します。
もし「ノイズ」のみ使用する場合は、
メインオシレーターを「OFF」にします。
ノイズの種類
ノイズにもいつくかの種類があり、
キャラクターを切り替えることができます。
↑「ホワイトノイズ」が一番有名なサウンドかと思いますが、
ここは色々と切り替えてみて楽曲に合うものを探すと良いでしょう。
「ホワイトノイズ」
「ピンクノイズ」
ノイズを設定した後は音に対してどう使用していくのか?
ということを解説します。
フレーズに混ぜる
通常のフレーズに「ノイズ」を混ぜることがあります。
これにより音に「勢い」や「アクセント」を出すことができます。
また音が奇麗すぎて楽曲に馴染まない場合、
音を汚すためにも使用できます。
「オシレーターのみ」
「オシレーター+ノイズ」
効果音として使用する
「ノイズ」は全ての周波数を含んでいるため、
「フィルター」がとても良く効きます。
「ノイズ」に適用している「フィルター」を動かしていくことで
とても派手な効果音を作ることができます。
フィルターエンベロープに詳細はコチラの記事で解説しています。
「ローパスフィルター」を選択し、
「アタック」を上げ目にしゆっくりとしたサウンド変化を得えます。
「レゾナンス」を強めにし、移動音域を強調するように設定しています。
「アタック」がピークに達した後は、
「ディケイ」で元の音色に戻っていく時間を調整しました。
このような効果音ができます。
これにリバーブとディレイを加えると
noise-fx-reverb
なかなかいい感じになります。
特に上記の「OSC」に少しだけ「ノイズ」を混ぜるという手法は
かなり使えるので音にパンチが欲しい際は是非使用してみてください。