エフェクトのセンドリターン Ableton Live 使い方
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1つのエフェクトを複数トラックで使用する
基本的なエフェクト適用方法を把握していただいた後は、
一歩進んだ応用テクニックをご紹介します。
エフェクト専門のトラックを用意し、
そのエフェクトを複数のトラックで使用するテクニックです。
この手法は「センドリターン」と呼ばれます。
主に「リバーブ」や「ディレイ」など空間を表現するエフェクトに使用されます。
センドリターンを使用するメリット
- 使用するのは1つのエフェクトとなるためCPUの節約に期待できる
- 1つのリバーブ(空間)を共有するので、楽曲に統一感がでる
- エフェクトのオン/オフが容易(1つのエフェクトをオフにするのみ)
センドリターンでエフェクトを共有
センドリターンの適用方法
実際に設定を行なってみましょう。
赤囲み部分の「R」を点灯させることで「リターントラック」が表示されます。
「リバーブ」などの空間エフェクトを「リターントラック」へ適用します。
今回「リバーブ」を適用した「センドトラック」は「A」です。
各トラック「Sends_A」の量を調整することでリバーブを得ることができます。
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