キーを理解する/音楽理論講座
DTM制作においてキーの理解は楽曲制作の基本となります。キーとは主音を中心としたスケール体系であり、Cメジャースケールのような特定の音の並びで構成されています。カラオケでキーを上下させるのと同様に、DAWのピアノロール上でメロディーを選択して一括で音程を変更することで、簡単にキーを変更できます。例えばキーCメジャーから半音2つ分上げるとキーDメジャーになり、メロディーの高さは変わってもDメジャースケールの構成音として機能します。このキーの概念を把握することで、音楽理論がより実践的に活用でき、バンドのボーカル対応やコード変更にも対応できるようになります。
楽曲のキーを把握する

今回は、キーについて学んでいきましょう。
キーがわかれば、楽曲の中で基本的に使用できる音が見えてきます。
皆様も、カラオケでキーが高い、低い、などでこの“キー”の上げ/下げをしたことがあると思います。
また、バンドなどでボーカルが「この曲のキーが低いから上げておいて」と言った場合、それに合わせて、メロディーやコードも変更しなくてはならないですよね。
今回の内容は、このようなケースでも役立ちます。
まずはこちらをご視聴ください。
第二回目で学んだ、Cメジャースケールの音のみでメロディーを作ってあります。
Cメジャースケールのみで出来ていたメロディーに続き、
カラオケのように、キーを上げていきます。
次はキーを下げていきます。
音程は違いますが、同じ曲に聴こえます。
では、「キー」とはなんでしょうか。
これは、第二回目のメジャースケールにも関係しております。
Cの音を主音(メインの音)として、全音 全音 半音 全音 全音 全音 半音の順に音を並べると
明るい雰囲気のCメジャースケールが出来上がりました。
Cを主音とし、これらの音程を中心に使用すると。
キー : Cメジャー = Cを主音としたメジャーの曲(Cをメインとした明るい曲)を作ることができます。
では、このキーを+2(半音二つ分)上げたものを見てみましょう。
譜面では下記のようになります。
ピアノロール上で確認すると、非常に簡単です。
ノートを全選択後、全体を「+2(半音二つ分)」上にあげてみましょう。
上げる前(キーCメジャー)
上げた後(キーDメジャー)
Dメジャーキーのメロディーで出てきた音程は、
もちろん、Dメジャースケールの構成音となります。
これがキーに対する基本的な考え方です。
今回の把握だけでも、音楽理論がより身近なものになります。
次回は、このキーのお話を行いながら、
五度圏(サークル・オブ・フィフス)の解説へ入っていきます。
また別の講座で、キーに関して解説している動画があります。
併せてご参照ください。
解説動画
YouTube動画への質問と回答の抜粋
フラットはどうやって数えるんですか?
シャープ or フラットいずれかに統一して数えてください。 例えば、C#とD♭は名前が違うだけで、同じ音を指すことができます(厳密に音律によって少し違いますが、ここでは同じと考えていただいて結構です)。
ヒット曲のコードって言い方がどうもひっかかるんですが そのコードは全く売れてない曲でも 数多く使われてるわけですよね
仰る通り、売れていない曲でも、同じようなコード進行が使われていることがありますし、 ここで解説しているコード進行をそのまま使っても、その曲がヒットするかどうかはわかりません。 あくまでも、音楽理論は難しいと毛嫌いしている方に対して、 実際にヒットした曲の中で、コードの機能などを解説することによって、 音楽理論は面白いなと思ってもらうキッカケ作りを目的としております。 貴重なご意見をありがとうございました。 今後とも宜しくお願い致します。
よくある質問
Q1. DTMでキーを変更する方法は?
DAWのピアノロール上でメロディーのノートをすべて選択し、上下に移動させることで簡単にキーを変更できます。例えば半音2つ分上げるだけでキーCメジャーからキーDメジャーに変更されます。
Q2. キーとスケールの関係性は何ですか?
キーは主音(メインの音)と、それを中心に構成されたスケール(音階)の組み合わせです。CメジャーキーであればC音を主音とし、Cメジャースケールの構成音で楽曲が作られます。
Q3. カラオケでキーを上げる作業はDTMでも同じですか?
基本的な考え方は同じですが、DTMではピアノロール上で全ノートを一括選択して移動させるため、より正確かつ簡単にキー変更が可能です。
Q4. キーを変更するとメロディーの印象は変わりますか?
相対的な音程関係は変わらないため、メロディーの印象や曲調は基本的に変わりません。ただし人間の感覚としては音の高さの変化は感じられます。














