ヒューマナイズ機能で微妙な変化をつける Studio One 使い方
ヒューマナイズとは?
クオンタイズで完璧に揃えたリズムは、正確な反面、機械的で単調に聞こえがちです。
特にドラムのような繰り返しのフレーズでは、リスナーが飽きてしまう原因にもなります。
そんな時、サウンドに人間的な揺らぎを与えてくれるのが「ヒューマナイズ」機能です。
ヒューマナイズ機能は、音のタイミングを意図的にわずかに前後させることで、生演奏のような自然なグルーヴを生み出します。
楽曲に物足りなさを感じたら、ぜひ試してみてください。
StudioOne ヒューマナイズ適用方法
ヒューマナイズを行いたいイベント上で右クリックし、「音楽機能」メニューから「ヒューマナイズ…」を選択します。
設定画面が表示されます。
ここでは、バーをドラッグするか数値を入力することで、ベロシティとノートのスタート範囲を調整できます。
設定が完了したら、「OK」をクリックしてください。
適用前と比較すると、ベロシティやノートの入力タイミングが不均一になっていることがわかります。
この効果はドラムのハイハットやギター、ピアノなどに特に有効です。
ただし、過度に適用すると演奏全体が崩れてしまうため、隠し味のように少量を加えることがポイントです。
適用後に不自然な箇所があった場合は、設定を調整して何度か試してみるか、耳で確認しながら手動で微調整を行うことをおすすめします。
ヒューマナイズ機能の動画
※7'18〜8'24秒にて解説を行なっています
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