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エンバイロメント/トランスフォーマー2 Logic Pro の使い方

Logic エンバイロメントの操作を楽曲に記録する

エンバイロメントに関して、数回の連載を重ねてきました。

そして皆様の思う事「で、これを曲に記録できるのか?」
はい。わかっております(笑)

もちろん可能です。
今回、そのあたりも含め動画をお届けさせていただきます。

解説動画



        

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Logic エンバイロメントの操作を楽曲に記録する

Logic x トランスフォーマー②

実際に、フェーダーオブジェクトを記録して楽曲に取り入れてみましょう。

フェーダーオブジェクトの記録

Logic x トランスフォーマー②_1

まずは、Logic 9と同様にフェーダーオブジェクトをドラッグ&ドロップでトラックに追加します。

Logic x トランスフォーマー②_2

その後【作成】をクリックします。

Logic x トランスフォーマー②_3

すると、このように新規トラックが作成されました。

Logic x トランスフォーマー②_4

あとは、トラックを選択して録音ボタンを押します。
ここでフェーダーオブジェクトを動かすと、しっかり記録されています!

テンポコントロールの使用

Logic x トランスフォーマー②_5

【レイヤー】から【クリックポート】を選択します。

Logic x トランスフォーマー②_6

Logic 9同様に、テンポコントロールを呼び出します。
エンバイロメントの【新規】→【フェーダー】→【スペシャル】→【テンポコントロール】

Logic x トランスフォーマー②_7

「テンポコントロール」をシーケンサーインプットに接続します。

Logic x トランスフォーマー②_8

先程と同様にテンポトラックを追加して録音を行います。

Logic x トランスフォーマー②_9

しっかりテンポが反映されました。
是非、Logic Xでも試してみて下さい。

動画ポイント_フェーダーオブジェクトの記録

フェーダーの記録

記録した「フェーダーオブジェクト」を
プロジェクトへ「ドラッグ&ドロップ」します。

その後、表示されるダイアログの「作成」を選択します。

  

記録中

作成されたトラックを選択し、
「録音」を行い、手動でフェーダーを動かします。

記録後

このように記録が行われます。

動画ポイント_MIDIコントローラーからの記録

MIDIコントローラーからの記録

上メニュ→「ウィンドウ」→「エンバイロメント」からもう1つエンバイロメントを表示させます。

2つのエンバイロメント

このような構図になります。
※もう片方のエンバイロメントを「クリックポート」へ変更します 

2つを結合

「クリックポート」の「入力表示」から
コントロールを行いたいフェーダーへ結線を行います。

※結線はエンバイロメントウィンドウ間同士でシームレスに行えます 

CCチャンネル

コントローラーのMIDI CCチャンネルを確認します。
(この場合は21となります)

ccを合わせる

「フェーダーオブジェクト」のCCをコントローラーのCCへ合わせます。

これで、MIDIコントローラーを動かすと、
「フェーダーオブジェクト」がコントロールできます。

しかし

MIDI鍵盤で弾いた音程情報も「フェーダーオブジェクト」へ送られてしまい
誤作動を起こす可能性があります。

フィルター その他

これを回避する方法として
「フィルター」から「その他」を選択します。

これでコントロールしたい「MIDI CC」のみに影響を与えることができます。

動画ポイント_テンポコントロール

エンバイロメントでは楽曲のテンポもコントロールすることができます。

テンポコントロール

「クリップボード」画面で
「フェーダー」→「スペシャル」→「テンポコントロール」でオブジェクトを作成します。

テンポコントロール-1

作成されました。
「テンポコントロール」は結線の必要がありません。

が上記のように楽曲へテンポを記録する場合は

 
テンポコントロール結線

「入力表示」→「テンポコントロール」→「シーケンサーインプット」と結線します。

設定

「テンポコントロール」のインプットとチャンネルをMIDIコントローラーに合わせます。

上記のMIDIコントローラー設定と同様にテンポをコントロールすることができます。

        

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