楽曲の音圧を上げる「リミッター」
DTMで完成した楽曲が市販CDより音量が小さく聞こえる理由は、音の密度不足にあります。この記事では、マスタートラックにリミッターを挿入し、スレッショルド値を調整することで音圧を上げる方法を解説しています。リミッターは設定した音量を超えないよう音を圧縮し、音の隙間を埋めることで迫力のあるサウンドを実現するプラグインです。波形比較を通じた具体的な手法と調整のコツを学ぶことで、プロフェッショナルな音圧レベルに近い楽曲制作が可能になります。
楽曲の音圧を上げについて
楽曲が完成しCDに焼いて聞いてみると、市販のCDより明らかに音量が小さい、、、
そんな経験は誰にでもあると思います。
もちろん、音が大きければ良いってものではないのですが、
「迫力のあるサウンドにしたい」というのは誰もが思っていることではないでしょうか?
音圧解説動画
製品のご購入
動画内(5分35秒)で使用しているお勧めのマキシマイザーです。 非常にナチュラルに最大まで音圧を上げることができます。
音量を上げるだけでは駄目
音量が小さいからといって、DTMソフトで各トラック音量を上げると
今度は音が割れてしまって楽曲が台無しになってしまいます。
そんな時に活躍するのが「リミッター」というプラグインです。
リミッターとは??
YouTube動画への質問と回答の抜粋
cubaseのチャンネルストリップのマキシマイザーをマスタートラックに挿してマキシマイザーのアウトプットを0 dbにしてもクリッピングしてしまうのですがなぜですか、?チャンネルストリップのマキシマイザーではなく、リミッターを挿してリミッターのアウトプットを0 dbにするとクリッピングは起こらないのですが。リミッターの理解は合ってる気がするのですが、マキシマイザーの理解が違うのでしょうか?マキシマイザーもアウトプットを0 dbに設定したら、音量がそれを越えなくなるのではないのですか?チャンネルストリップのマキシマイザーのアウトプットを0でoptimizeを上げて音圧をあげたいのですが、クリッピングが起こる理由がわからないので教えて欲しいです。
マキシマイザー内のアウトプットを「0db」にされている場合に考えられる項目として ・マスタートラックのフェーダーが「0db」を超えている ・マキシマイザーの後ろに何かエフェクトを適用している ということです。 この点はいかがでしょうか?
Sleepfreaks様いつも動画で勉強させていただいております。初心者質問になってしまうのですが、よろしければ教えてください。Waves のL3系のマキシマイザーにはインプット表示がないので気にならないのですが、インプットレベルのあるマキシマイザー。例えば「iZotope OZONE」のマキシマイザーだけを挿した際に、インプットレベルですぐに赤が付いてしまうのですが、アウトプットで赤が付かないように抑えられているので気にしなくても良いものなのでしょうか?「iZotope OZONE」マキシマイザーは挿しただけでインプットレベルや全体のミックスが大きく変わってしまい悩んでいます。
最近のDAWはほとんどが32bit float以上の内部処理ですので、最終的にはマスターのアウトがクリップしていなければ、音質的な面では大丈夫です。 しかし、マスタリング時にあまりに余裕がないと処理がしづらいですし、ダイナミクスを視覚的にモニターすることも難しくなります。できればOZONEのインプットを絞るか、その間の段階で各トラックのボリュームを絞っておいた方が良いでしょう。 OZONEの中のどのプロセスで音量が上がっているかも、一つ一つ外したりしながら、チェックしてみると良いと思います。
リミッターとマキシマイザーの併用はおかしいでしょうか?
いえ、決しておかしいことはございません。 出したいサウンドが実現する場合は、是非併用してください。 その場合、ディザリングの2重掛けにはご注意ください。 今後ともよろしくお願い致します。
設定した音量を超えない様に音を圧縮して、密度を高めるプラグインです。
(今回の場合は「0」ですね)
密度が高まると、 音が大きく、迫力があるように聴こえます。
市販と自分のCDと比べてみよう
市販のCDと自身の作品をDAWソフトへインポートして、波形を比較してみてください。
特に盛り上がって音量が大きくなるサビの部分に注目です。
市販のCDは「かまぼこ」のような波形をしていて音が詰まっているのに対し、
自作のものは音に隙間がギザギザした感じになっていると思います。
この空白が音が小さく聞こえる原因です
リミッターをかけて音密度を上げる
それではリミッターをかけてみましょう!!
DAWソフトの「マスタートラック」に「リミッター」を適用します。
「マスタートラック」は名前の通り、各トラックの音が集約するトラック。
その「マスタートラック」に「リミッター」をかけることで、
各トラック全てに「リミッター」を適用するのと同じ事になります。
音圧の仕組みと上げ方
3分04秒からの解説となります
リミッターの使い方
「リミッター」には「スレッショルド」というツマミがあり、
そこで音の圧縮具合を調整します。
値が「マイナス」になればなるほど音圧が上がる事が確認できると思います。
ただ、あまりやりすぎてしまうと。音が圧縮されすぎて不自然になってしまうため、
耳で確認しながら調整してみてください。
調整が終わったら、いつも通りWAVやMP3に書き出し、早速聴いてみましょう。
明らかに音量が上がって迫力が出ていると思います。
たったこれだけの作業で、楽曲を良く聴かせることができます。
是非試してみてください。
よくある質問
Q1. なぜ音量を上げるだけではなくリミッターが必要なのですか?
音量を単純に上げるとクリッピング(音割れ)が発生して楽曲が台無しになるため。リミッターは音を圧縮しながら密度を高めることで、割れずに迫力のある音圧を実現します。
Q2. リミッターはどのトラックに挿入すればいいですか?
各トラック全体に一括で効果を与えるため、マスタートラックに挿入することが最適です。これにより全てのトラックに同じリミッター処理が適用されます。
Q3. スレッショルド値をどこまで下げても大丈夫ですか?
マイナス値が大きいほど音圧が上がりますが、やりすぎると音が圧縮されすぎて不自然になるため、必ず耳で確認しながら調整してください。
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