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大地を揺らす低音「Reese Bass」レシピ #3 【無料シンセVitalで作る】

Reese Bassとは?重低音と空間の広がりが特徴の定番サウンド

Reese Bass(リースベース)とは、重く捻るような低音と空間を包み込むような広がりが特徴的なベースサウンドです。
まずはどのようなサウンドか聴いてみましょう。

▼Reese Bass サウンドサンプル

元々はドラムンベースやダブステップで頻繁に使用されていましたが、現代では進化を遂げ、ヒップホップやK-POP、ボカロ曲などでも幅広く活用される定番中の定番サウンドとなっています。
その存在感のある低音と空間的な広がりは、様々なジャンルの楽曲に力強さと深みをもたらします。
それでは、サウンドの作り方を見ていきましょう。

手順1 : オシレーターの設定

Vitalを立ち上げたら、オシレーター1のデフォルト波形をそのまま使用します。

リースベースはベース音なので、「PITCH」を-24(2オクターブ下)に設定しましょう。

さらに音に厚みと広がりを加えるために、「Unison Voices」を7〜8程度に設定し、「Detune」は30%ほどと、少し強めに設定します。

また、「ALWAYS GLIDE」をオンにし、「GLIDE」を0.05秒程度に設定します。
これにより、演奏する際に音が滑らかに繋がるようになります。

手順2 : フィルターの設定

「FILTER 1」をオンにし、フィルタータイプを「Dirty : 12dB」に変更します。

「Resonance」は0%、「Cutoff」は最大にしておきましょう。

「DRIVE」を6.5dB程度に設定し、軽く歪ませます。

この時、Cutoffを閉じることでよりReese Bassのサウンドに近づきますが、後ほどエフェクトでフィルターを適用するので、ここではDRIVEの効果のみで質感を作ります。

手順3 : エフェクトの追加

「Chorus」をオンにし、「MIX」を調整して広がり感をプラスします。

さらに「Compressor」をオンにし、設定はデフォルトのままで各帯域の音圧を安定させます。

次に「Distortion」をオンにし、TYPEを「Hard Clip」に変更します。

DRIVEを11dB程度に設定して、さらに歪みを加えます。
これで一気に攻撃的なサウンドになります。

出過ぎた高域を調節するために、エフェクトセクションの「Filter」をオンにします。
ここでもResonanceは0%にしましょう。

好みに合わせて、Cutoffでハイをカットします。
ただし、音の存在感が失われてしまわないように、カットのしすぎに注意しましょう。
これで、Reese Bassが完成です。

Reese Bassは楽曲全編で使用することもできれば、ポップス楽曲では構成の一部で効果的に使用することも可能です。
また、フィルターカットオフを調整することで楽曲の中での存在感をコントロールできる、非常に使い勝手の良いサウンドです。
ぜひ作り方をマスターして、自分だけのユニークなサウンドを作り出してください。

最後に、Reese Bassが使用されたおすすめ楽曲プレイリストを貼っておきますので、こちらも参考にしてください。

Reese Bassが聴けるお薦めプレイリスト