Native Insruments Scarbee Funk Guitarist 使い方① 基本概要とコード管理
ダンス/EDM系で主流のギターカッティングを再現
「Scarbee Funk Guitarist」はギターのカッティングに特化した製品です。
あらかじめ収録されているコードやバッキングパターンを自在にコントロールすることができ、
打ち込みでは難しい、リアルなギターサウンドを実現しています。
ダフトパンクの「Get Lucky」や、マーク・ロンソン「Uptown Funk」のような
ファンキーなカッティングを再現できます。もちろん、軽快なPOPSとも相性抜群です。
第一回目の解説は、「基本概要とコード/音程コントロール」を中心に進めていきます。
Scarbee Funk Guitarist 解説動画
動画ポイント キーの把握
製品を使いこなすためには、
キーボード(各ノート)に配置された役割を把握する必要があります。
- 黄 : 登録したコードを演奏します。
- 赤 : 演奏が停止されます。
- 緑 : コードが演奏される際の、基本パターンです。
画像では3パターン用意されていることになります。 - 青 : 基本パターンにスライドなど特殊奏法による変化を加えます。
キーを押している間のみ発動します。
動画ポイント トランスポーズ
楽曲に合わせてキーを変更したい場合に、この部分から調整を行います。
DAW上のMIDIから変更を行うと、割り当てられているコード自体が変化してしまいます。
動画ポイント コードのプリセットと配置
製品には様々なコードパターンがプリセットとして収録されています。
下に配置されている「Chords」タブを選択し、アクセスを行います。
中央のリストに並んでいるのがプリセットです。
プリセット名をダブルクリックで呼び出すことができ、結果が左の鍵盤へ配置されます。
楽曲や好みに合わせ、使用するコードを個別に指定することも可能です。
「MAP」タブを選択し、右のコードフィルターを表示させます。
欲しいコードネームへチェックを入れることで、
中央のリストに検索結果が表示されます。
コード名をダブルクリックで視聴することができます。
- CHORD : コード名が表示されます。
- TOP : ボイシングのトップノートが表示されます。
トップノートの音程により、コードの響きが大きく変わってきます。 - FRET : 演奏されているコードのフレット。
- STRINGS : 演奏されている弦の数が表示されます。
数が多いほど、厚みのあるサウンドとなります。
気に入ったコードが見つかった後は、
キーボードへコードを登録します。
中央のリストからコードを選択した後、
割り当てたい鍵盤上で鉛筆アイコンをクリックします。
コードはMIDIキーボードから探すことも可能です。
コード名がわからなくても、響きから最適なコードを見つけることができます。
「MIDI」タブを選択し、「REC.」を点灯させます。
その後MIDIキーボードを押さえることで、その構成音のコード候補がリストに表示されます。
「AUTOMAP」により、リストのコードを一括で、キーボードへ割り当てることも可能です。
※現在までのコードが置き換わってしまうことにご注意ください。
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