ギターの音色について① ピックアップや回路編
ギターのボディにはPU(ピックアップ)という弦の振動を電気信号に変換するマイクが埋め込まれており、そのピックアップには大きく分けて2種類の形や電気的な回路が存在します。
また、ピックアップの形状や回路によって音色が異なるので、この記事を読み終える頃にはきっと自分好みのギター音色を見つける近道になるかもしれません。
今回はThree-Body Technology社のHeavier7Stringsを例にあげて解説をしていきたいと思います。
ピックアップの種類:シングルコイルとハムバッカーの違い
- ロックやポップス、ジャズ系に適したシングルコイルピックアップ
ストラトキャスターなどに搭載され、ソリッドステートアンプとの相性が良くクリアな音を得ることができるので、カッティング奏法では歯切れが良い、きらびやかなサウンドになります。ハムバッカーに比べてノイズの影響を受けやすいという特徴があります。
- ロックやハードロック、メタル系に適したハムバッカーピックアップ(ハムバッキング・ハム)
レスポールなどに搭載され、ディストーションエフェクターとの相性が良く歪みが強い音を得ることができるので、7弦ギターを使ったパワーコード奏法では力強い太いサウンドになります。シングルコイルに比べてノイズの影響を受けにくいという特徴があります。
ピックアップの回路の種類:アクティブ回路とパッシブ回路の見分け方
- アクティブ(Active)回路とは
アクティブ回路は電源が必要とされるので9Vの電池(角電池)が必要になります。多くの場合、内部にプリアンプを搭載しているのでコントロールノブのトーンではEQ調節ができるモデルもあります。
ノイズが少ないのでデジタル的な音圧のあるサウンドが作れます。
※電池が切れてもパッシブとして動いてくれるピックアップもあります。
- パッシブ(Passive)回路とは
パッシブ回路は電源を必要としていなく、コントロールノブは多くの場合ボリュームとトーンの2種類が搭載されています。
ノイズが混じることによりアナログ的で温かみのあるサウンドが作れます。
以上のことから、Heavier7Stringsでは大きいピックアップを搭載しボリュームとトーン2つのノブを搭載しているので恐らくハムバッカーのピックアップを使い、回路はパッシブ回路(音的にはアクティブ回路)ではないかなと思いました。よってヘビーメタルなどの重低音に適したギター音源となります。
また、シングルコイルの形をしたハムバッカーも販売されており、
逆にハムバッカーの形をしたシングルコイルも販売されています。
ヘビーメタルにもシングルピックアップを使うミュージシャンもいらっしゃいますので、ぜひギターの音とバックミュージックを合わせ音色を確かめながら自身のサウンドを作ってみてください!
製品のご購入
クリプトン・フューチャー・メディア社から「REAL STRAT 4 」というエレキギター音源がリリースされています。
Heavier7Stringsの使い方① 基本概要編
Heavier7Stringsの使い方② 奏法編
Real Guitar4 新機能「SONG」の使い方 動画アクセス
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