Studio One 4.6 アップデート 新機能まとめ 第3世代Ampireなど
無償ながら着実なアップデート
Studio One 4.6がリリースされました。
第3世代となる新しいAmpireを実装した他、ブラウザーの刷新や、パターンエディターの改善などが行われています。
Studio One 4をお使いの方は無償でアップデート可能となっています。
それでは目玉となる新機能を確認していきましょう。
新しくなったAmpire
Studio One付属のギターアンプシミュレーター「Ampire」が第3世代として生まれ変わりました。
まず見た目が大きく変わり、従来よりもモデリング元によく似た表示となっているため、直感的に操作できます。
見た目だけでなく、アンプはサウンドも刷新され、5種類の貴重なアンプを精巧にモデリングしたものが揃えられています。
キャビネットも、アンプに合わせて5つのインパルス・レスポンスが追加されています。
ストンプも5つのクラシック・エフェクターが追加されています。見た目でモデリング元がすぐにわかりますね。
その他、チューナーを内蔵するなどユーティリティ面での改善もなされています。
新プラグイン「Pedalboard」
Ampireのストンプ部が独立して使用できる「Pedalboard」プラグインが追加されました。
シンセなどに適用しても面白そうですね。
ブラウザーの刷新
ギャラリー表示が追加され、インストゥルメントやエフェクトなどのコンテンツをビジュアルでブラウズすることができるようになりました。
タブ・エリア下に新ナビゲーション・バーが表示されるようになり、素早くブラウズできるようになりました。
パターンエディターの改良
4.5から導入されたパターンエディターについて、様々なアップデートが行われています。
インストゥルメント・パートをパターンに変換することが可能になりました。
変換したいパートを選択し、「イベント」メニューの「パートをパターンに変換」を選択します。
もちろん逆方向の変換も可能です。
2ステップ以上の多様なノート長に対応しました。ベースパターン作りなどに最適です。
編集の際はメロディモードを使用します。
パターンの各ステップに個別のディレイ値を設定できるようになりました。
この値は、Macならoption、WindowsならAltキーを押しながら操作することで、インストゥルメントの全ステップに同時に適用させることができます。
パターンインスペクターに、「保存」「ロード」という項目が追加され、編集したパターン(バリエーション含む)のプリセット保存・読み込みが可能になりました。
プリセットは現在のインストゥルメントとは別個にロードおよび保存することが可能です。
主な新機能は以上です。
Ampireがサードパーティーのアンプシミュレーターと肩を並べるクオリティになってきましたね。追加されて記憶に新しいパターンエディターもどんどん進化しています。
他にも細かな改良が行われており、全般的に使いやすくなった印象です。
Studio One 4をお使いの方は無償でアップデートできますので、気に入った機能を活用してみてください。