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Logic Pro X 10.4.2 新機能解説 サウンドライブラリ(音色場所)の変更とミキサーモード

容量が大きい付属音源の場所を変更可能に

Logic X 10.4.2

Apple社よりLogic Pro Xの「10.4.2」がリリースされました。
ここでは特に便利なサウンドライブラリ(音色場所)の変更と新たに追加されたミキサーモードについて解説していきます。

サウンドライブラリの変更

Logic Proを購入すると、付属とは思えない豊富な音源・Loop素材・エフェクトをダウンロードすることができます。
これらを使用して、すぐに本格的な音楽制作を行うことができるのもLogicの魅力です。

しかし、これら全てインストールする場合は

サウンド・ライブラリ・マネージャ

かなり多くのHDD容量を求められます。

これまでのバージョンはシンボリックリンクなどの少し特殊な方法を使用しなくては、音源・エフェクトが全てメインHDDにインストールされてしまうことになっていました。

今回のアップデートでは、音源・エフェクトのインストール場所を指定することができます。
これにより、外付けHDDヘ容量を逃すことができるため、メインのHDD容量を大幅に削減可能となっています。

サウンドライブラリの場所を変更

上メニュー「Logic X」→「サウンドライブラリ」→ 「サウンドライブラリの場所を変更」を選択します。

サウンドライブラリの場所を変更…

ライブラリを移動するHDDを選択して「場所を変更」をクリックします。
移動には少し時間を要します。

Logic Pro X

終了後はこのようなダイアログが表示され、メインHDDから音源・Loop素材・エフェクトが削除されます。

センドリターンで活躍する新たなミキサーモード

今回のアップデートでミキサー上のセンドリターンの把握、操作が強化されています。
特にリバーブ、ディレイをBusを経由する場合に便利です。

センドリターンは下記の動画・記事をご参照ください。

各トラックのセンドリターン設定をフェーダーやツマミから非常に分かりやすくコントロールできるようになりました。

Bus

このようにBusを使用したセンドリターンを適用していた場合、

SEND

ミキサーウィンドウ上に配置されている「フェーダーのセンド」をクリックします。

Bus2

使用しているBusが表示されますので、目的のセンド先を選択します。

Send-1

このように指定したBusのセンド量・フェーダーが黄色く点灯し、それぞれの値を非常に分かりやすくコントロールすることができます。