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Logic Pro X 10.4 新機能解説③ サードパーティー音源のアーティキュレーション設定


Logic Pro X 10.4のアーティキュレーション機能を活用することで、複数のサードパーティー製音源におけるキースイッチを統一的に管理できます。本記事では、KontaktやVienna instrumentsなどの異なる製品それぞれに異なるキースイッチ設定がある場合でも、Logic Pro上でアーティキュレーションセットを作成・カスタマイズすることで、同じ音程で統一された奏法切り替えが実現することを解説しています。これにより、DTM制作における演奏効率が大幅に向上し、複数音源の運用がより直感的になります。

追加購入したAU音源のキースイッチカスタマイズ

Logic Pro X 10.4.0

前項は、Studio Hornsと非常に便利なアーティキュレーション機能を解説いたしました。
これらアーティキュレーション切り替えは、新たに購入したサードパーティー製の製品にも適用することができます。

ここではその設定方法を詳しく解説していきます。

Studio Stringsとサードパーティー音源のアーティキュレーション設定

YouTube動画への質問と回答の抜粋

はじめまして!Logicの画面をこのように高画質でUPするのは、どのようにやられていらっしゃいますか?もしよろしければ、教えてくださいませ。


録画した動画を編集後に4K画質で書き出し、そのファイルをアップロードしている形となります。


今回の題に対しての質問でなくて恐縮なのですが。 zoomのR8を使ってギターを録音しています、それをLogic pro Xに繋げて編集する事は可能でしょうか? 例えば、ギターとベースだけMTRで録音して、Logicでそのデータにドラムを打ち込むみたいな事です。 長文失礼しました。 もし、よろしければ返信、または動画での説明をお願いいたします。


製品を使用したことがないため確実ではない点がございませんが、可能かと思います。 MTRの録音時はしっかりとメトロノームに合わせて演奏を行うようにしてください。 その後にLogicへデータを移します。 このマニュアルの102ページがそれに該当するかと思います。 https://www.zoom.co.jp/sites/default/files/products/downloads/pdfs/J_R8.pdf


アーティキュレーションセットの設定

Kontakt-1

ここではKontaktに内蔵されている「Strings Ensemble」を例に進めていきます。

New Art

音源を立ち上げ、インスペクタのアーティキュレーション部分から「New」を選択します。

Art

このようなウィンドウが表示されます。
中央の「Articulations」へ奏法を定義します。

「+」からアーティキュレーションの数だけ奏法を追加し、「Name」に希望の名前をつけます。
ここでは「Stac(スタッカート)」「Trem(トレモロ)」2つの奏法を登録しました。

Inst key

次に「Output」タブを選択します。
登録したArticulationsが表示されていますので、「Type」を「Note On」に設定します。

「Selecter」部分へアーティキュレーションを切り替える音程を指定します。
これで設定は完了です。

アーティキュレーション の割り当て

ノートに対してアーティキュレーションを指定することで奏法が変化します。
この際、同時間軸に配置されたノートに対して異なるアーティキュレーションを割り当てることも可能です。

Save As

「Save As」を選択し、名前をつけて保存することで異なるプロジェクトや音源でもアーティキュレーションセットを呼び出して適用することができます。

異なる製品のキースイッチを統一する

製品によってキースイッチを切り替えるためのノートが異なるという場合もあります。
アーティキュレーションセットを使用することで、同じ音程で奏法を切り替えるといういうことが実現します。

この操作はリアルタイムのキーボード演奏時に機能します。

Vienna

ここでは上記で作成したKontaktのアーティキュレーションセットを、サードパーティー製品の「Vienna instrumetns」に合わせていきます。

Switch

アーティキュレーションセットの「Switch」タブから設定を行います。
「+」ボタンを押して「Articulations」タブで設定したキースイッチを表示させます。

Set Note

「Selecter」をMIDIキーボードで演奏する音程に割り当てます。
「MIDI Remote」が消灯している場合は、クリックして有効にしておきます。

これで設定は完了です。

指定した音程が押された場合に、アーティキュレーションセットの内部で音程を変換することで、全音源の奏法切り替えを同じ音程に統一することができます。

よくある質問

Q1. アーティキュレーションセットとは何ですか?

Logic Pro X 10.4で新たに追加された機能で、複数のサードパーティー音源のキースイッチ設定を統一管理するツールです。異なるメーカーの音源でも同じ音程で奏法を切り替えられるようになります。

Q2. Kontaktの「Strings Ensemble」以外の音源でも使用できますか?

はい。Articulations Setは汎用的な設定ツールのため、Vienna instrumentsをはじめとした他のAU音源にも適用可能です。音源ごとのキースイッチを「Output」タブで指定することで対応できます。

Q3. リアルタイムMIDI演奏時にアーティキュレーションセットは動作しますか?

はい。記事で説明されている通り、このアーティキュレーション操作はリアルタイムのキーボード演奏時に対応しており、即座に奏法を切り替えることができます。

Q4. 作成したアーティキュレーションセットを他のプロジェクトで再利用できますか?

できます。「Save As」機能で名前を付けて保存することで、異なるプロジェクトや音源でも同じアーティキュレーションセットを呼び出して適用できます。