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Nuendo 10.1/Cubase 10.0.30 アップデートでARA 2(Melodyneとの連携)に対応!

ピッチ補正ソフト「Melodyne」とシームレスに連携

Cubase Melodyne

Nuendo 10.1/Cubase 10.0.30がリリースされました。
今回はマイナーアップデートとなっていますので、Cubase 10ユーザーは無償でアップデートが可能です。

当アップデートの目玉となっている機能が「ARA 2」への対応です。
ARAは「Audio Random Access」の略となっており、Celemony社のピッチ補正ソフト「Melodyne」をDAW上でシームレスに連携させることができる非常に便利な規格です。

以前からCubaseでもこのARAを使用したいという声が多く寄せられていました。
今回、そのような方にとって待望のアップデートになっているのではないでしょうか?

ここではARAの利便性や、Cubaseでの使用方法を解説していきます。

Cubase 10.0.30 / Nuendo 10.1アップデートは「コチラ」から。

※当機能はCubase Pro 10のみで使用可能です。

Cubase 10.0.30 ARAの解説動画

ARAでオーディオをエディットする

ARAの使用は非常に簡単です。

Melodyne ARA

目的のオーディオイベントを選択して、上メニューから「エクステンション」→「Melodyne」を選択します。

Melodyne ARA 適用後

オーディオイベントが解析され、すぐにMelodyneが適用されます。

Melodyne

当機能を使用するにあたり、Melodyneを最新Verにアップデートしておくことが推奨されています。
Melodyneが最新の状態ではない場合、ARAを適用するとアップデートページが表示されます。
このページから最新のMelodyneをダウンロード・インストールしてください。

ARAの特徴

ARA最大の特徴は、DAWとの連携です。

Melodyne Insert Transfer

今までのMelodyneはインサートプラグインとしてトラックに適用していました。
この場合、シーケンス上のイベント内容を編集したとしても、その結果が反映されません。
再度、Melodyneにオーディオイベントを解析(Transfer)させる必要がありました。

ARA Melodyne 特徴

しかし、このARAはイベントの移動・コピー・ミュート・削除などの編集結果が即座に反映されます。
これにより、作業効率が大きく向上します。

ARAを使用した際のファイル管理

MelodyneでエディットしたオーディオファイルはARAとPlugin版で異なる場所に保存されます。

保存場所

  • ARA : プロジェクトフォルダ内の「Audio」フォルダへオーディオファイルとして保存されます。
  • 通常のPlugin版 : プロジェクトフォルダ内の「Melodyne」→「Transfers」フォルダへMelodyneファイルとして保存されます。

他人とプロジェクトをやり取りする際は、プロジェクトファイルと併せて、これらのデータも渡すということがポイントとなります。

Celemony「Melodyne 4」解説動画

弊社記事・動画でMelodyneの使用方法も解説しています。
製品を導入された際は、是非ご活用ください。

  1. 1Melodyne 4 essentialの概要と使い方
  2. 2Melodyne 4 assistantの概要と使い方
  3. 3Melodyne 4 editor/studioの概要と使い方
  4. 4定番ピッチ編集ソフト Melodyne 5の新機能

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