EDMレシピ #5リバーブにサイドチェインを使用するテクニック
リバーブに動きをつける斬新なテクニック
EDMレシピ 第5回目は効果絶大!ボーカルやシンセサウンドのリバーブに動きをつけるテクニックをご紹介します。
今回も簡単に適用できるため、ぜひ制作に取り入れてみてください。
リバーブを動かすテクニック
まず最初に今回ご紹介する内容を取り入れるとどのようなサウンドになるのか、確認してみましょう。
▶︎テクニック使用前のサウンド
▶︎テクニックを使用したサウンド
このように最近のEDMでよく耳にする動きのあるサウンドに仕上がります。
それではステップごとにリバーブに動きをつける流れを確認していきます。
リターントラックを追加
まずは原音とリバーブの音を分けるために【リターントラック】を追加します。
▶︎リターントラックの追加
次に【センド】の量を調節し、リターントラックに音を送り込みます。
センドの量はしっかりとリターントラックから音が聞こえるまで調節していきます。
▶︎センドの量の調整
リバーブを追加
次にリターントラックにリバーブを追加します。
リターントラックに入れるリバーブについては必ずMixの部分を必ずMixを100%に設定してください。
▶︎リバーブのMix設定
また動画内で使用するリバーブは【Valhalla Room】を使用します。
もちろん他のリバーブでも応用できますので様々なリバーブでもお試しください!
▶︎Valhalla Room
コンプレッサーを追加
リバーブの次は【コンプレッサー】を挿入し、リバーブに動きを加えていきます。
▶︎コンプレッサー
サイドチェインを設定
次にコンプレッサーのモードを【サイドチェイン】に切り替えます。
▶︎サイドチェイン
サイドチェインの設定の手順はこちらです。
- 1_サイドチェインを有効化
- 2_入力で原音のトラックを選択
- 3_スレッショルドを下げる
サイドチェインに切り替え後、入力(Audio From)をリバーブを入れたい【原音のトラック】に設定します。
▶︎サイドチェインの入力設定
設定が終わったら【スレッショルド】を下げていくことでサイドチェインがかかります。
これで原音が入力されると、リバーブの音量が原音のタイミングによって変わり、動きのあるリバーブサウンドを作ることができます。
▶︎スレッショルド
▶︎テクニック使用前のサウンド
▶︎テクニック使用後のサウンド
いかがでしたでしょうか?
EDMやトランスなど派手なシンセやボーカルサウンドを作る際に向いており、活用の幅も多いです。
ご自身の楽曲でも試してみてください!
それではまた、次回のレシピでお会いしましょう。
記事の担当 町田 航平/kouhei Machida
18歳から音楽制作を始める。 その後、19歳の頃にイギリスにあるPoint Blank Schoolにて音楽制作を学ぶ。
翌年、DJとしてスペインのイビサ島へ渡り、「Hotel Ocean Driveや Club Itaca」を始めとするホテル/クラブでのプレイを経験。 同時にハウスミュージックの制作を始める。
2019年、ドイツ/ロシア/イギリス/ポルトガル/東京の複数レーベルから楽曲リリースを果たす。
2020年にはイギリスのレーベル「Back It Up Records」よりリリースした楽曲「Werk」がBeatport Tech Houseチャートでランクインし、現在もダンスミュージックアーティスト/DJの若手アーティストとして精力的に活動を行なっている。
【DTM】EDMレシピ#5 リバーブ&サイドチェインテクニック
今回は、ボーカルやシンセサウンドのリバーブに動きをつけるテクニックをご紹介します。ぜひ制作に取り入れてみてください。記事:https://t.co/dWISaSfRDB#dtm #edm #作曲 pic.twitter.com/joubXNwwiu
— SLEEP FREAKS (@SLEEPFREAKS_DTM) May 6, 2023