GM音源 GM DTM用語集・辞典
ハードシンセサイザーの互換を保つ General MIDI
各メーカーからリリースされているシンセサイザー音色の互換を保つために定められた、音色規格のことで、GMは「General MIDI」の略となる。
例えば、「GM_1はピアノ」「GM_49はストリングス」という決まりがあるが、この統一を行なっておくことで、シンセサイザー機種を変更した場合でも打ち込んだ楽器が変わってしまうという問題を回避することができる。
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DAWやパソコン上で使用するソフトシンセではこの規格が使用されない場合も多く、あくまでハードシンセサイザーの互換で多用される。
各DAWのGMナンバー指定は、MIDIトラックに配置されているプログラムチェンジから行う。
1トラック内で楽器を変更することも可能だが、基本的には1トラックで1つの楽器をコントロールする。
またドラムなどのリズム楽器はMIDIチャンネルを10チャンネルにするという決まりも存在する。
各DAW別のハードシンセサイザー設定
DAW上からハードシンセサイザーをコントロールし、楽曲に取り入れることができる。
カラオケ音源制作にも活躍
Mac/Windowsには、この「GM音源」が予め備わっており、DAWからSMF(スタンダードMIDIファイル)を書き出した後、下記ソフトで再生が可能となっている。
- Mac : QuickTimePlayer 7
- Windows : WindowsMediaPlayer
上記で記載したように、MIDIファイルの中に楽器情報を含むことができるため、再生するデバイスを問わず、一定のクオリティで再生することができるというメリットがある。
また、MIDIファイルに含まれているのは、あくまで演奏と楽器指定情報で、音色自体は再生デバイスが担当する。
これにより楽曲のファイル容量を非常に小さく抑えることができる。
カラオケ用の音源などにも、このGM音源が取り入れられており、オケの製作者はGM規格を使用してMIDI打ち込み〜納品を行う。
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