ビンテージコンプレッサーの使い方 (WAVES CLA-76)
ビンテージコンプレッサーは単なる音量調整機能を超えた、サウンドに個性と質感を与える重要なミックスツールです。本記事では、WAVES CLA-76を例に、ビンテージコンプレッサーの基本概念を解説しており、スレッショルドが固定されているタイプの操作方法、アタック・リリース設定の注意点、各パラメータの役割を理解することで、プロフェッショナルなミックスクオリティを実現できることを学べます。特に倍音の付加と圧縮コントロールの独特な特性により、同じ設定でも機種ごとに異なる音の距離感や色付けが得られることが、ビンテージコンプレッサー選定の重要なポイントとなります。
ビンテージコンプレッサーの操作概念

音量を圧縮する「コンプレッサー」
圧縮を行うだけなのに、なぜ沢山の種類があるのでしょうか?
これは各コンプレッサーによって、
倍音が付加されたり、圧縮コントロールが異なるためです。
例え同じ設定にしたとしても、
音の距離感や色付けが相当変わってきます。
特に個性が強いのが「ビンテージコンプレッサー」です。
音を太く、サウンドに癖を出すことができるので、ミックス時は非常に重宝します。
ここでは「ビンテージコンプレッサー」を扱う上で、
事前に知っておいていただきたい、基本的な概念を解説していきます。
ビンテージコンプレッサー解説動画
YouTube動画への質問と回答の抜粋
コンプレッサーのスレッショルドの値は絶対値という概念で大丈夫でしょうか? つまり入力されたソースが-2dbでスレッショルドを-5dbに設定すると差分の-3db分コンプは圧縮しようとする、という認識です。 そのなかでヴィンテージコンプレッサーのなかにはスレッショルドが+値を持っている物もあります。api2500やssl4000のコンプレッサーなどで見る+値も先の例と同じように入力された+6dbのソースに対して+3dbのスレッショルドの値を設定すると差分の-3db動作する、といった概念で正しいのでしょうか? ネットの回答のなかではエキスパンダー的に動作する、というのもありまして、、、 また正しい場合は何故そんな確実にグリップするような入力レベルを想定しているのでしょうか? どこを探しても載っていないのでご教授お願いいたします。
理論的には、差分に対してレシオ値に従って圧縮します。差分が3dbでレシオ3:1ならば2db圧縮するという考え方です。 ただ、ビンテージ系のプラグインはあえてその”癖”を再現しようとしていますので、デジタルの数値通り正確に動作しているとは限りません。 SSLやAPIなどの+設定はアナログを前提とした数値のようで、DAW環境だと数値以上に効いてくるはずです(+15でも針が振れることがありますよね)。結局はゲインリダクションメーターや耳で判断していくしかないと思います。
コメント失礼します。 APIのコンプのattackとreleaseもR-compなどとは逆になっているのでしょうか?
Waves API 2500のことかと推察しますが、ツマミに表示されている数字通りで、左が速い・右が遅い、ということになります。 アタックはm/sec(ミリセカンド、1/1000秒)、リリースはsec(セカンド、秒)となっている点にご注意ください。
いつも為になる動画ありがとうございます。 niのvc76を掛ける時にステレオオーディオトラック、モノオーディオトラックでステレオ、モノのかかり方をvc76側で設定する項目ありますか?wavesの場合はプラグイン自体にモノ、ステレオを選択できるもので。
いつもお世話になっております。 確認したところ、そのような項目は見当たりませんでした。 トラックに合わせて自動でモノ、ステレオが適用されるように思います。(Cubase環境です) ご確認をよろしくお願い致します。
スレッショルドが固定されているタイプ

ビンテージコンプレッサーには「スレッショルド」が備わっていないタイプも多くあります。
これは「Input」で音の圧縮をコントロールするためです。

スレッショルドは固定されており、
サウンド自体の音量を上げて、圧縮を行うタイプです。
アタックとリリースの値に注意

最近のコンプはツマミを左に回すほど、
アタックが早く、リリースは短く(早く解除)なります。

これが逆に設定されている場合もありますので、
コンプレッサーを使用する場合は、必ず確認をお願いします。
スレッショルドの解説
レシオの解説
アタックの解説
リリースの解説
よくある質問
Q1. ビンテージコンプレッサーと現代的なコンプレッサーの違いは何ですか?
ビンテージコンプレッサーは倍音の付加と独特な圧縮コントロールによって、サウンドに太さと個性的な色付けをもたらします。一方、現代的なコンプレッサーはより正確で透明感のある圧縮特性を持つ傾向があります。
Q2. スレッショルドが固定されているタイプではどのように圧縮量を調整しますか?
スレッショルド固定型では「Input」ノブで入力信号レベルを上げることで、圧縮の開始ポイントをコントロールします。これにより直感的にサウンドの圧縮度合いを調整できます。
Q3. アタックとリリースの設定で注意すべき点は何ですか?
コンプレッサーの機種によってアタック・リリースの回転方向が異なる場合があります。使用前に必ず動作確認を行い、ツマミの回転方向と効果の関係を把握することが重要です。
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