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Dorico SEの概要とDorico 3.1の新機能まとめ

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無料版「SE」の登場と、3.1アップデート

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先日、Doricoの無料版「Dorico SE」と、Dorico全体のアップデート「3.1」がリリースされました。
今回はいつもの講座とは別に、Dorico SEの概要とDoricoの新機能についてご紹介していきたいと思います。

Dorico SE紹介と3.1の新機能 動画

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製品ページ : https://japan.steinberg.net/jp/products/dorico/what_is_dorico.html

Dorico SEについて

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Dorico SEは無料版ということで、ProやElementsと比べると2プレーヤー、2パートまでという制約がありますが、それ以外はElementsと同等の機能を有しています。
入手先と詳細は、こちらを参照ください

https://new.steinberg.net/ja/dorico/se/

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起動すると、steinberg hubが開きます。SEでは、右上に「アップグレード」のボタンが表示されています。

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ここをクリックすると、上位版Dorico Elementsの購入画面へと進むことができます。

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SEでは、ProやElementsの上位版で作成されたプロジェクトを開くことができ、編集以外の再生と印刷が行えます。

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hubからプロジェクトを作成するには、メニューから「Hubを開く」を選択します。

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まず、上位版との違いは、テンプレートが6種類になっています。(合唱および声楽のカテゴリに1種類、ソロのカテゴリに5種類)

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「新規空白プロジェクト」を作成してみます。

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このように2パートまで追加でき、「設定」「記譜」「再生」「印刷」の4つのモードが使用できます。
簡単な楽譜を作成するのには十分ですし、お試しとしても活用できますので、ぜひ無料で入手してみてください。

Dorico 3.1新機能について

次に進化したDorico 3.1の新機能を確認していきましょう。

コンデンシングの改良

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Dorico 3.0で追加された、複数のパートを1段にまとめて表示することが可能なコンデンシング機能ですが、表示方法が改良されました。
例えば、このように声部が上下の符尾に分かれて表記されたものがあります。

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「記譜」メニュー→「記譜オプション」→左カテゴリー「コンデンシング」で表示のタイプを変更することができます。
ここでは「音符とコードのアマルガメーション方法」を「アマルガメーション許可」としてみます。

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このように、同じリズムはひとつの符尾にまとめられ、リズムが違う声部のみが上下に符尾が分かれる、シンプルな表記となりました。

強弱記号レーンの追加

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「再生」モードで、従来の「Velocity」や「MIDIコントロールチェンジ」の項目に加えて、強弱記号のレーンが増えました。

括弧付きの符頭の記譜

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下部「プロパティーパネル」から「括弧付きの符頭」を選択することができます。

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デフォルトでは「丸括弧」ですが「四角括弧」に変更することも可能です。

ラインパネル

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さまざまタイプのラインを表記できるようになりました。
右の項目の「ライン」を選び、水平のタイプ、垂直のタイプから、選択することができます。

ギターコードダイアグラムの水平表示

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従来のギターコードダイアグラムは、このように垂直向きの表示のみ可能でした。

「浄書」モードの「浄書」メニュー→「浄書オプション」、左のコードダイアグラムのカテゴリ→「コードダイアグラムのプリセット」を「水平」にすることで日本では、なじみのある水平のタイプに変更することができます。

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製品ページ : https://japan.steinberg.net/jp/products/dorico/what_is_dorico.html