広告

Sleepfreaks
音程処理 音楽理論 音楽機材・ソフト紹介 音圧・音量 音像処理 空間処理 波形処理 歪み・サチュレーター 機材設定 機材 書き出し・読み込み・変換 打ち込みテクニック 打ち込み 基本編集 周波数 便利操作・作業効率化 作詞のメソッド 作業環境 低音処理 レコーディング リミッター・マキシマイザー リバーブ リハーモナイズ リズム楽器 リズム処理 リズム モニタリング ミックスが上手くなるTIPS ミキサー・ミキシング マルチ音源 マスタリング ポップス ボーカロイド ボーカル ボリューム処理(コンプレッサー) ベース ベル ヘッドホン ブレイクビーツ ブラス ファイル管理 ピアノ・Key ビンテージ ヒット曲の分析 パッド バージョン新機能解説 バンドサウンドを創るには バッキング ハード機器 ハードウェア操作 ドラム・打楽器 ドラム ドラゴンクエスト トリガー トランジェント ディレイ ディエッサー テンポ処理 テストタグネーム ソフトシンセ ストリングス ステレオイメージャー シンセレシピ シンセサイザー サンプリング サンプラー サウンド入出力 サウンド入出 コンプレッサー ゲーム音楽 ゲート グリッチ ギター ギタリストのためのAbleton Live キック カットアップ オートメーション オーディオ操作 オーディオ処理 オーディオインターフェイス エフェクト処理 エフェクト インストール/製品登録 イコライザー アナライザー いきものがかり Zynaptiq YouTube生配信 XLN Audio
トップページ > Ableton Live Tips > Returnトラックの有効活用 Ableton Live Tips
目次を見る
Sleepfreaks監修のDTM向けPC

Returnトラックの有効活用 Ableton Live Tips

Returnトラックを使って明瞭なサウンドを得る

リードシンセ等に空間系エフェクトをかける際、
普通に適用すると輪郭がボヤける場合があります。

今回はAbleton LiveのReturnトラックを活用し、
より明瞭なサウンドを得る方法を解説していきます。

「Ableton Live Tips」Returnトラックの有効活用


製品の詳細ページへ

インサートとReturnトラックの違い

Delay_to_Reverb

トラックに空間系エフェクトを適用する際、直接ディレイやリバーブをインサートすると
Dry(元音)/Wet(エフェクト音)の設定比率でブレンドされるため、
結果として元の音が小さくなってしまいます。
音の流れ(ルーティング)で示すと、下の図のような形です。

Insert_Rooting

これを避けたい場合は、Returnトラックを活用すれば、
元音の音量を変えることなく、リバーブやディレイ効果を足していくことができます

Return_Rooting

Returnトラックの使用方法

今回のサンプルでエフェクトを適用するのは、「Melo 2」というトラックです。

Melo_Send

ボリュームの下に「-inf」と書かれたフェーダーが2つあります。
左がAのReturn(リバーブ)、右がBのReturn(ディレイ)
に送るセンドとして設定しています。
まずディレイをかけたいので、右のBをドラッグして-13db程度とします。

次にディレイのReturnトラックに移ります。
ディレイからReturn Aのリバーブに送りたいので、左のセンドAを動かします。
こちらは-17dbくらいにしてみましょう。

Delay_Send1

ただ、今回はオレンジ色のインジケーターが出てきません。
これはまだセンドが有効になっていないことを示しています。

有効にするには右クリックし、表示されたメニューから、
「全てのセンドを有効にする」を選択します。

Delay_Send2

これでオレンジ色に表示が変わり、センドが有効となります。

Delay_Send3

以上の設定を行って、直接インサートした場合と、Returnトラックを使った場合とを
比べてみてください。

やはり、リード等の目立たせたいトラックでは、Returnトラックを使ったほうが明瞭ですよね。
逆に輪郭をぼやかしたい、音を奥に配置したい場合は、直挿しにすると良い、とも言えます。

ぜひ使い分けながらミックスのクオリティアップを図ってみて下さい。

製品の詳細ページへ