Waves TrueVerbの特徴と使い方
Waves TrueVerbは、老舗プラグインメーカーWaves社の定番リバーブエフェクトです。本記事では、センド方式での正しい使用方法から、実際の空間を想定した設定方法まで、実践的な使い方を解説します。Room Sizeで部屋の広さを立方メートル単位で指定し、Distanceで音源との距離を設定することで、アーリーリフレクションやプリディレイが自動計算される点が最大の特徴です。Dimensionによるステレオ広がり感の調整も含め、これらのパラメーターを相互に調整することで、自然で立体的なリバーブサウンドを実現できます。
発売から時を経て今も愛用者が多い「TrueVerb」

プラグインメーカーの老舗Waves社の製品の中でも、定番の一つとして愛用されている「TrueVerb」
2015年のブラックフライデーセールにて無料配布されましたので、
初めてお使いになられる方も多くいらっしゃるかと思います。
今回は改めて、その特徴と使い方について解説していきたいと思います。
解説動画
YouTube動画への質問と回答の抜粋
ボーカルにも合いますか?
もちろんボーカルにも使えます。曲調に合わせて、PlateやVocalと付くプリセットから試してみるといいでしょう。設定やエフェクトの量が鍵になってくると思います。
製品の購入:https://bit.ly/3e5lZ3O
センドで利用する場合は「Direct」をオフに

リバーブを使用する時は多くの場合センド/リターン方式で使われると思いますが、
その際Wet(エフェクト音)を100%にしておく必要があります。
TrueVerbでは、右下の音量セクションで「Direct」のスイッチをオフにすることにより、
Wet100%の状態とすることが出来ます。
Dimensionの調整

「Dimension」は日本語にすると「次元」を意味しますが、TrueVerbではアーリーリフレクションの
キャラクターを調整するパラメーターとなっています。
値を大きくすると、リバーブがより左右に散っていくような印象となり、ソース音源の定位感にも
影響を与えていきます。楽曲全体の中での配置を意識して調整してみてください。
Room Sizeの調整

TrueVerbにおける「Room Size」は、鳴らす部屋の広さを立方メートルで表した数値となっています。
例えばこの値が8000だった場合は、縦・横・高さ20mの部屋で反響が起きている、ということです。
このように実際の空間を想定して設定することで、アーリーリフレクションやプリディレイが
自動的に計算され、設定されていくのがTrueVerbの最大の特徴と言えます。
Distanceの調整

「Distance」はその名の通り、音源からの距離をメートルで表しています。
「RoomSize」で設定した部屋の中で、どのくらい離れて聞いているか、という考え方です。
Distanceが一辺の長さ(Room Size=8000の場合20m)を越えると、青い線が赤く変わります。
ただし、サウンドメイクにおいては必ずしも超えてはいけないというものではありません。
「Distance」を調整すると、主にアーリーリフレクションとリバーブのバランスが自動調整され、
音源との距離感が変わっていくような結果を生む仕組みとなっています。
上記Dimension、Room Sizeとの関係も深いパラメーターです。
ぜひ相互に調整しながら、好みの雰囲気となるよう模索してみてください。
よくある質問
Q1. TrueVerbをセンド方式で使う場合、どのような設定が必要ですか?
Wet(エフェクト音)を100%にする必要があります。右下の音量セクションの「Direct」スイッチをオフにすることで、ドライ音を完全に排除し、Wet100%の状態が実現できます。
Q2. Room Sizeとは何ですか?
リバーブが発生している仮想空間の部屋の広さを立方メートルで表すパラメーターです。例えば8000に設定すると、縦・横・高さが各20mの部屋を想定した反響が生成されます。
Q3. Distanceを調整するとどのような効果が得られますか?
設定した部屋内での音源からの距離をメートル単位で指定でき、これによってアーリーリフレクションとリバーブのバランスが自動調整され、音源との距離感が変わります。
Q4. Dimensionはどのような役割を持つパラメーターですか?
アーリーリフレクションのキャラクターを調整し、値を大きくするとリバーブが左右に散って、ソース音源の定位感に影響を与えます。楽曲内での音の配置を意識して調整します。
このような記事も読まれています

立体的なMIXを作るリバーブテクニック
リバーブは特に効果が分かりやすいエフェクターで、誰でも簡単に適用できますが、その分非常に奥が深いです。ここでは空間エフェクトをコントロールするテクニックを6つご紹介します。

リバーブ成分を加工しノリを作る
リバーブ成分を波形に書き出し、カットを行うことで、より繊細なノリを作るテクニックを解説していきます。

アイアールリバーブ_IR Reverb
実際の空間をサンプリングし、シミュレートされたリバーブです。WavesのIRプリセットのダウンロードをご紹介していきます。

センドリターン_SendReturn
トラック音の一部を別トラックへ送りエフェクトをかけること。聴こえる音は元音とエフェクト音(センド音)がMIXされる。
記事の担当 大鶴 暢彦/Nobuhiko Otsuru

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年











