StudioOne 3 新機能 拡張FXチェーン
柔軟なエフェクトルーティングを実現
StudioOne3の新機能「拡張FXチェーン」
エフェクトのサウンドルーティーングを分岐させることで、
より細かなサウンドメイキングを行うことができる機能です。
ディレイのヤマビコのみフェイザーを適用する。
低音成分のみ歪みを加える。
などアイディア次第で無限のサウンドを作成することができます。
拡張FXチェーンの使用
エフェクトを適用するトラックを選択し、「チャンネルエディター」を選択します。
その後、表示されるエディターの「ルーティング」をクリックします。
「ブラウズ」から適用したいエフェクトをドラッグ&ドロップします。
これでトラックに対して、エフェクトが適用されます。
このエフェクトを分岐させることができます。
「スプリッター」を分岐させたい地点へドラッグします。
ここではディレイの前へ適用しています。
上記画像のように、分岐ポイントが作成されます。
分岐されたもう一方に異なるエフェクト(ここでは歪み)を適用できます。
ディレイの後ろへフェイザーを適用してみました。
これにより、ディレイがかかったサウンドのみにフェイザーが適用され、
歪みエフェクトはディレイ、フェイザーとは干渉しないサウンドとなります。
この分岐は複数ポイントに設定することができます。
このスプリッターをクリックすることで、分岐条件の詳細設定を行うことができます。
- 分割 : 分岐を2〜5分割から指定することができます
- 出力をミュート : 指定した分岐経路のみサウンドをミュートすることができます
- 分岐モード : 分岐させる条件を指定します
・標準 : サウンドボリュームを分岐ポイントで均等に分割します
・チャンネル : ステレオサウンドの左右に対して分岐を行います
・周波数 : 周波数を指定し、分岐を行います
インストゥルメント音源にも使用可能
この分岐概念はインストゥルメント音源にも適用が可能です。
すでに読み込んである音源トラックに対し、新たに音源をドラッグ&ドロップします。
ダイアログが表示されるため「結合」を選択します。
ウィンドウが表示されます。
また下の鍵盤を確認し、演奏される音程によって使用する音源を定義することも可能です。
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