ソフトシンセをオーディオに変換する(フリーズ) FL Studio 使い方
CPUの負荷軽減や波形エディットを行うために
ソフトシンセ音源の数が増えてくるとCPUの使用率も比例して高くなってしまいます。
もし、打ち込みに対してもう手を加えないトラックがあった場合、
オーディオファイルへ変換する「フリーズ」がオススメです。
またオーディオファイルにした後は、
オーディオ特有のエディット機能が行えるということもメリットの1つです。
それでは解説へ入っていきます。
フリーズ手順
オーディオへ変換したいトラックを右クリックでソロにします。
オーディオへ変化するトラックのレコーディングアイコンを点灯させます。
その後、上メニューから「Disk recording」→「Render to wave」を選択します。
「WAV bit depth」が「32bit float」が最適な設定です。
Resamplingについては、「32-point sync」が標準的な音質と書き出しスピードになりますが、
音質が悪くなったと感じる場合は、64以上を選択してみてください。
(数値が大きくなるほど、書き出しのスピードは遅くなります)
このようにオーディオへ変換されました。
後は、打ち込みのクリップをミュートしたり、音源自体を削除することで、フリーズ完了となります。
(トラックのミュートだけではCPUの負荷は変わらないため、ご注意ください)
なお、フリーズ後は演奏内容を変更することは出来ません。
もう一度戻りたくなることもありますので、音源やクリップを削除する場合は、
プロジェクトのバックアップを取っておくことをオススメします。
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