LFOの基本概要とADSRの違い シンセサイザー 初心者講座
LFOでフィルターをコントロールする
前項では「ADSR」を使用した「フィルター」のコントロールを解説してきました。
ここでは「LFO」による「フィルター」のコントロールを解説していきます。
「LFO」の詳細に関してはコチラで解説しています。
「ADSR」と「LFO」が決定的に違う部分
- マイナス(波の中央が0となります)の部分がある
- 波をひたすら繰り返す
ということです。
ツマミの動きが大きいこと、その動きを繰り返すため、
「ADSR」よりも効果が派手になります。
LFOをフィルターコントロールに適用する
↑ 「Matrix」部分の
「Source」を「LFO」
「Destination」を「Cutoff」変更します。
※「Depth」の値が「0」の場合は「LFO」の振り幅がなくなるため、効果が得られません
↑ 「Envelope」を中央の「0」に設定します。
この値が 「低すぎ/高すぎ」ると効果が得られないため注意してください。
Depthについて
上記で触れた「Depth」は
「LFO」が「Cutoff」与える影響の範囲を決めます。
イメージしやすいように
「Cutoff」に青色のラインをつけました。
「Cutoff」の値は現在「1」です。
この値を中心とし「左右にツマミが移動しつづける」というイメージです。
現在のサウンドはこうです。
この「Depth」が強い場合。
↑ このように「LFO」により影響する範囲が広がります。
サウンドはこうなります。
効果が強くなったことが確認できます。
下がり切った所は「Cutoff」が強く、ほとんど無音になっています。
このように「LFO」でどの位、ツマミに対して影響を与えるのか?
それをイメージできるようになれば、音が作りやすくなります。
次回は「LFO」部分を調整し、「フィルター」を細かくコントロールしてみたいと思います。