2_音と音の距離
音程について
音感トレーニングを始める前に、
知っておいていただきたい事があります。
それは、音程について。
音程はメロディーや和音を理解する時などに役立ちます。
よく「音程が合っている、外れている」などと耳にしますが、
それはいわゆるピアノの調律に合わせた音程に、合っているかどうかという事です。
決められた音程に対して「ピッチが高い・低い」と音の高さの事を言います。
また、音程とは、「音と音の距離」の事も言い、
この距離のことを、音楽理論では「度」と言う単位を用いて説明します。
英語ではインターバルと言います。
ここでは「音と音の距離」について解説していきます。
音の距離を伸ばしてみましょう
まず、音の距離を伸ばしてみましょう。
ド-レ、ド-ミ、ド-ファ、ド-ソ、ド-ラ、ド-シ、ド-ドと
ドを基準に1つずつ音の距離を伸ばしていきます。
距離が伸びると印象が大分変りますね。
次は、和音で距離を伸ばしていきましょう。
ド・ド、ド・レ、ド・ミ、ド・ファ、ド・ソ、ド・ラ、ド・シ、ド・ド。
いかがでしょうか?
和音にしても距離が伸びていくと、だんだん広がるような感じがすると思います。
音の高さは、楽譜で見るとわかりやすいです。
なぜなら、楽譜は視覚的に音の高さをとらえる事ができるからです。
また、#や♭の場合は、♮と比べてみましょう。
ド-ソ、ド-#ソ(♭ラ)、ド-ミ、ド-♭ミ(#レ)
※ここで表している#ソ(♭ラ)や♭ミ(#レ)は異名同音と言って、同じ音の事です。
音感は慣れの部分もありますので、
この響きは、この距離は、この音程は、と覚えていきましょう。
たくさんあるので大変ですが、
覚えたものが多ければ多いほど、音感は良くなっていきます。
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