広告

CASIO Waves Place(モーダル)
Hotone Audient(上部)
音程処理 音楽理論 音楽機材・ソフト紹介 音圧・音量 音像処理 空間処理 波形処理 歪み・サチュレーター 機材設定 機材 書き出し・読み込み・変換 打ち込みテクニック 打ち込み 基本編集 周波数 便利操作・作業効率化 作詞のメソッド 作業環境 低音処理 レコーディング リミッター・マキシマイザー リバーブ リハーモナイズ リズム楽器 リズム処理 リズム モニタリング ミックスが上手くなるTIPS ミキサー・ミキシング マルチ音源 マスタリング ポップス ボーカロイド ボーカル ボリューム処理(コンプレッサー) ベース ベル ヘッドホン ブレイクビーツ ブラス ファイル管理 ピアノ・Key ビンテージ ヒット曲の分析 パッド バージョン新機能解説 バンドサウンドを創るには バッキング ハード機器 ハードウェア操作 ドラム・打楽器 ドラム ドラゴンクエスト トリガー トランジェント ディレイ ディエッサー テンポ処理 テストタグネーム ソフトシンセ ストリングス ステレオイメージャー シンセレシピ シンセサイザー サンプリング サンプラー サウンド入出力 サウンド入出 コンプレッサー ゲーム音楽 ゲート グリッチ ギター ギタリストのためのAbleton Live キック カットアップ オートメーション オーディオ操作 オーディオ処理 オーディオインターフェイス エフェクト処理 エフェクト インストール/製品登録 イコライザー アナライザー いきものがかり Zynaptiq YouTube生配信 XLN Audio
目次を見る
Hotone_Japan

実演家の著作隣接権 2 音楽著作権

無料体験レッスンDTMの学習に限界を感じていませんか?あなたに合わせたDTM学習ロードマップをプレゼント!その効果をお確かめください。無料体験レッスンを試してみる ▶

本記事では、実演家の著作隣接権の後半部分として、送信可能化権と貸与権を解説しています。実演家は自分の演奏をインターネットにアップロードする権利や、CDをレンタル提供する権利を持っていますが、著作権者に比べて保護が薄く、特に演奏権がないため、音楽CDをホテルやクラブで流す場合は著作権者の許諾のみで足ります。また、音楽業界では法律上は同じ「実演家」である歌手とバックミュージシャンが全く異なる扱いを受けており、契約形態や報酬方式が大きく異なることを学べます。

こんにちは。高木啓成です。

前回、実演家の著作隣接権の前半を解説しましたので、今回は、後半です。

1_送信可能化権

送信可能化権とは、簡単にいうと、
実演家が、自分の実演をインターネット上にアップロードする権利のことです。
実演家は、「送信可能化権」を専有します。

著作権の支分権を解説したときに、「公衆送信権」という権利がありましたね。
平たくいえば、それに似た権利だと思ってください。

ですので、無断で、歌手の歌唱やプレイヤーの演奏をインターネット上にアップロードすると、
送信可能化権の侵害になります。

図1


2_貸与権

貸与権とは、実演家が、自分の実演が録音されているCDを貸与により公衆に提供する権利です。
実演家は、貸与権を専有します。

実演家の貸与権は、非常に変わっていて、CDの発売日から1年間のみです。
それ以降は、レンタルCD業者に対して、報酬を請求することができるだけになります。

図2

貸与権については、レコード製作者の権利のところで詳しく説明します。

  • threebodytech 記事中
  • Hotone DTMデスク 記事中

3_著作権との違い

このように、実演家にも、著作権者に似た、様々な実演家の著作隣接権があります。
しかし、著作権法上、実演家の権利は、著作権に比べて、保護が薄いといえます。

たとえば、注意すべきなのは、実演家には、「演奏権」がありません。

ですので、たとえば、音楽CDを、ホテルのロビーで流したり、クラブDJが流したりする場合、
著作権者の許諾は必要ですが、実演家の許諾は不要です。

無料体験レッスンDTM制作のお悩みをマンツーマンレッスンで即解決無料体験レッスンを試してみる ▶

4_音楽業界での扱い

DTMで作曲活動しているみなさんは、バックミュージシャン(プレイヤー)として、
レコーディングに参加する機会もあると思います。

前にも言いましたが、著作権法上は、歌手(ボーカリスト)も、バックミュージシャンも、
同じ「実演家」というくくりです。

しかし、音楽業界では、歌手とバックミュージシャンは、全く別の扱いになっています。

たとえば、歌手の場合は、レコード会社との間で、「3年間」などの期間を定めて、
「この期間は、専属的に、このレコード会社だけで歌います。」という
「専属実演家契約」を締結するのが一般です(最近は単発の契約も非常に多いですが)。

メジャーレーベルと専属実演家契約を締結するのが、いわゆるメジャーデビューですね。

そして、歌手の場合は、「CDの売上に応じて何%」という印税方式で、お金をもらう
契約になっていることが一般です。

これに対して、バックミュージシャンの場合は、専属実演家契約を締結することはほとんどあり
ません。単発のレコーディングに声がかかって、演奏して、お金をもらう、という流れです。

バックミュージシャンの場合は、印税方式ではなく、
「1曲のレコーディングについて、いくら」という買取方式で、
契約書を締結することもほとんどありません。

でも、これまで解説したように、バックミュージシャンも、
著作隣接権として権利をもっているわけです。

実演家の演奏がレコーディングされたCDは、TVで使用されたり配信されたり、
いろいろな使われ方をされるので、
本当であれば、きちんと契約書を締結しておくべきだと思います。

図3

5_今回のまとめ

前回と今回で、実演家の権利について詳しくみていきました。

著作権法上は歌手もバックミュージシャンも同じ「実演家」のくくりであること、
実演家にも著作権に似た著作隣接権などがあることを憶えてもらえればと思います。

次回、「レコード製作者の著作隣接権」を詳しく見ていきます。

著者の紹介

高木啓成 写真
高木啓成
DTMで作曲活動中。
ロックバンド「幾何学少年」(現在、休止中)のリーダー、ドラマー。
弁護士として、エンターテインメント関係の法務、
中小規模の会社や個人の法律問題を扱う。

TwitterID : @hirock_n
Soundcloud : soundcloud.com/hirock_n

アクシアム法律事務所 : https://axiomlawoffice.com


よくある質問

Q1. 実演家の送信可能化権とは具体的に何ですか?

実演家が自分の歌唱や演奏をインターネット上にアップロードする権利です。無断でアップロードすると権利侵害となるため、配信する際は実演家の許諾が必要になります。

Q2. 実演家の貸与権はどのくらいの期間有効ですか?

CD発売日から1年間のみ有効です。その後は実演家がレンタルCD業者に対して報酬を請求できる権利に変わります。

Q3. なぜ音楽CDをホテルやクラブで流すとき、実演家の許諾は不要なのですか?

実演家には著作権者とは異なり「演奏権」がないためです。演奏権は著作権者のみが持つ権利であり、実演家の許諾なしに演奏できます。

Q4. バックミュージシャンと歌手で契約内容が異なるのはなぜですか?

法律上は同じ「実演家」ですが、音楽業界の慣行により歌手は専属契約と印税方式が一般的で、バックミュージシャンは単発の買取方式が多いためです。

\ 無料体験レッスン 受付中 /

オンラインDTMレッスン専門 / 2009年から17年

この記事の内容を、講師と一緒に進めてみませんか?

完全マンツーマン個別カリキュラム録画をプレゼントオンライン完結
無料体験レッスンを受けてみる ▶

17年間・累計2,000名以上の受講実績