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MASCHINE JAM 使い方 アルペジオとノートリピート機能

シンセサイザーの王道 アルペジエーターとサウンドを繰り返すノートリピート

ここでは使用頻度が高く、フレーズ構築に効果的な2つの機能を解説します。
定番とも言えるサウンドを簡単に作成し、レコーディング結果として残すことができるため、非常に便利な演奏モードと言えます。

それでは、実際の適用方法を確認していきましょう。

スケール機能の結果も反映できる最高のアルペジエーター

※8:08秒からの解説となります。

和音を分散して演奏する「アルペジエーター」はシンセサイザーには欠かすことができない王道の機能で、楽曲に積極的に取り入れている方も多いと思います。

MASCHINE JAMのアルペジエーター最大の特徴は前項でご紹介したスケール構成音を使用できるという点です。
より簡単に、的確なアルペジオフレーズを得ることができます。

arp-1

アルペジオを適用したいパターンを選択し、「SHIFT」ボタンを押しながら「NOTE REPEAT」ボタンを押します。
この64PADに割り当てられる音階は、前項のスケール構成音となります。
もし、スケールを指定していない場合は「key=C」「全ての音階」が表示されます。

複数のPADを同時に押してみてください。
押された構成音でアルペジオが演奏されます。

アルペジオフレーズを指定する

このアルペジオフレーズをカスタマイズすることが可能です。

arp1-1

arp2

アルペジオモードの状態でダイアルに触れると、アルペジオの詳細ダイアログが表示されます。
このダイアログの2ページ目(ダイアルを右に回していくと表示されます)から直接スケールの設定も行うことも可能です。

  • Type : アルペジオの上昇、下降など動きをコントロールします。
  • Rate : アルペジオの細かさ(音価)を音符単位で指定します。
  • Unit : 上記のRateを基に三連符/付点に変更します。
  • Sequence : アルペジオのリズムパターンを指定できます。
  • Octaves : アルペジオを何オクターブに渡って展開するかを指定します。
    大きければ上下に大きく動くアルペジオとなり、派手な効果が期待できます。
  • Dynamics : 演奏されているベロシティに対して、より強弱を強調します。
  • Gate : 音の長さをコントロールします。値が小さいほど、1音の音の長さが短くなります。
  • Lock : 違うモード(PAD MODEなど)へ移動してもアルペジオ演奏が維持されます。
  • Hold(2ページ目) : PADから指を離してもアルペジオ演奏が維持されます。両手を使用してアルペジオの調整を行う際に便利です

同社のKomplete Kontrolの解説動画で、アルペジオコントロールを取り上げています。
併せてご覧ください。

アルペジオ機能の解説動画

リズムの連打、バズサウンドも作成可能なノートリピート

ノートリピート、その名の通り1つのサウンドを自動で繰り返し演奏する機能です。
ドラムのキットを連打するといったバズ効果にも向いています。

noterepeat

使用方法は非常に簡単で、「NOTE REPEAT」ボタンを押して点灯させるだけです。
64PADの右下に16のサウンドが表示されますので、押しっぱなしにしている間、サウンドを繰り返し演奏します。

noterepeat-1

この状態でダイアルを回すと、連打をコントロールするダイアログが表示されます。

  • Rate : 連打する音価を指定します。
  • Unit : 上記のRateを基に三連符/付点に変更します。
  • Gate : 音の長さをコントロールします。値が小さいほど、1音の音の長さが短くなります。
  • Lock : 違うモード(PAD MODEなど)へ移動しても連打効果が維持されます。
  • Hold : PADから指を離した場合も連打が維持されます。サウンドを鳴らしたまま他の調整を行う際に便利です。
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