サイドチェインを使用する Maschineの使い方
クラブ系サウンドの定番 ウネウネサウンドを作る
クラブ系サウンドの定番テクニック「サイドチェイン」は、
主にキックが入るタイミングでベースやシンセサイザーの音量が下がるように設定し
サウンドにうねりを与えるテクニックです。
Maschineには独自のサウンドルーティング機能が備わっており、
このサイドチェインをとても簡単に適用することができます。
サイドチェイン解説動画
サイドチェインの適用方法
まずウネリを出したいグループへコンプレッサーを適用します。
目的の「グループ」を選択して「SHIFT + BROWSE」を押すことで、
エフェクト画面へアクセスすることができます。
ジョグを回してコンプレッサーを適用します。
コンプレッサー設定ページを2ページ目の「Side-Chain Input」へ切り替え、
「SOURCE」からキックのグループ/サウンド番号を指定します。
画像の場合、「グループはA」「サウンドは1番」となります。
サイドチェインコンプの設定
コンプレッサーの設定も確認しておきましょう。
ページを1ページ目に切り替え下記のパラメーターを設定します。
- Threshold : 波の深さを決めます。
楽曲と合わせて再生し、細かく調整します。 - Amount : 音量の圧縮比率となります。0でサイドチェインの効果が無くなります。
高めに設定しておくとサイドチェインの効果が得られやすくなります。 - Attack : キックが入った際に、どのくらい早くサウンドを減衰するのか?を決めます。
値が早いほどサウンドの波がはっきりとします。 - Release : キックが抜けた際に、どのくらいの早さで元の音量に戻るのか?を決めます。
波の早さ/ニュアンスがテンポに合うところを細かく探す必要があります。
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