パターンをプレイリストへ配置する FL Studio 使い方
パターンを組み立て楽曲を構築するプレイリスト
パターンの概要を理解し、作成できるようになった後は、
いよいよ楽曲を組み立てていく作業に入ります。
「プレイリスト」へ各パターンを配置して楽曲を構築する流れを習得していきましょう。
プレイリストの把握
まずは「プレイリスト」を開いてみましょう。
プレイリスト表示アイコンをクリックし表示します。
これまでのチャンネルラックはループ再生が基本でしたが、
プレイリストはひたすら左から右に流れていきます。
時間に準じた小節数も表記されています。
ここに、作成しておいたパターンを配置していくことになります。
パターンの配置
プレイリスト上にパターンを配置してみます。
- 1_配置したいパターンを呼び出します
この際、黄色で囲んだ箇所から配置するパターンを選択することも可能です - 2_ドローツール(鉛筆)アイコンを選択します
- 3_配置する箇所をクリックします
これでパターンが配置されました。
なお、配置されたパターン(入れ物)を「クリップ」と呼びます。
なお「シフトキー + ドラッグ」で連続してパターンを配置することが可能です。
クリップの削除
配置したクリップを削除するには、クリップを「右クリック」します。
トラックについて
次回は配置したクリップを編集し、楽曲の展開を作っていきますが、
その下準備をしておきましょう。
現在の状態ですと、パターン内の楽器が全て1つのクリップ扱いになってしまい、
後に編集しにくくなってしまうかもしれません。
そこで活躍するのが「トラック」です。
このようにトラックは縦に並んでいます。
各楽器(チャンネル)を異なるトラックへ配置することで、
より細かなアレンジや調整を素早く行うことができます。
各楽器を異なるパターンへ振り分けましょう。
この際、名前をつけておいた方が分かりやすいです。
名前をつけたい箇所を「シフトキー + クリック」することで素早くリネームが行えます。
パターンメニューから「Split by channel」を選択します。
チャンネルが各パターンへスプリットされます。
上記と同じ要領で各パターンを配置してみましょう。
- 1_配置したいパターンを呼び出します
- 2_ドローツール(鉛筆)アイコンを選択します
- 3_配置する箇所をクリックします
トラックも同じ要領でリネームが行えます。
また分かりやすいよう楽器の系統別でカラーを設定しました。
設定が終わるとこのような形となりました。
再生モードを確認する
編集の前に大切なポイントがあります。
それが「再生モード」です。
かなり前の話になりますが「チャンネルラック」を再生する際に、
上の図で赤く囲んだボタンを点灯させました。
このボタンはパターンとプレイリストの再生を切り替えるためのものです。
よってプレイリストを再生する場合は、この部分を消灯させる必要があります。
上手く再生されないという場合は、必ずこの部分を見直してみてください。
次回は配置したクリップを編集し、楽曲を構成する作業に進んでいきます。
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