パターンの概念と管理 FL Studio 使い方
FL Studioでの楽曲制作においてパターンは最も重要な概念です。パターンは楽曲の個別パーツを管理する単位であり、複数のパターンを作成して組み合わせることで効率的に楽曲を構築できます。本記事では、パターンの作成方法から削除、クローン機能まで、パターン管理の全体像を解説しており、初心者が最初に習得すべき基礎知識を網羅しています。チャンネルごとの個別パターン分割やショートカットキーの活用を身につけることで、より効率的で柔軟な音楽制作が可能になります。
パターンを複数作成し楽曲のパーツを用意する
ここまでの解説で作成してきたチャンネルラックはこのような形です。

ここで注目していただきたいのが、上部の「Pattern」という部分です。
現在「Pattern 1」となっており、ここまで打ち込んできたサウンドということになります。

「+」をクリックしてみると。

このようなダイアログが表示されます。
任意の名前をつけることもできますし、黄色部分の「×」を選択して進めることも可能です。
※ショートカットは「F4」が割り当てられています。

新しいパターンになると、今までの打ち込み結果が初期状態に戻りました。
これは、消えたわけではなく、新しいパターンとして異なる打ち込みを行うことができるということです。
このように1つのパターンを楽曲のパーツとして考えるというのが、FL Studioの特徴です。
今回はこのパターンの管理方法をしっかりと把握していきましょう。
解説動画
YouTube動画への質問と回答の抜粋
いつも勉強させていただいております。 2:08 このご説明に対して一つ疑問なのですが、クローン機能を使えば、もう一度他の楽器を打ち直さなくてもよくなるのではないでしょうか?違っていたら申し訳ありません。
はい。フレーズを変更する楽器のみを打ち込み変更する形となります。
すいません、質問です。プレイリストへ配置するときに位置を決めると思うんですが、線にパターンが合いません。いちいちズームしないといけないんですがどうすればよいですか?細かい作業をするとき困ってます。返信待ってます
スナップ設定が(none)となっている可能性がありますので、1小節単位で頭を揃えたい場合はスナップを「Bar」に設定してみてください。
パターン作成と考え方
ここまでの解説は「リズム、ベース、シンセサイザー」を1つのパターン内で扱ってきましたが、
1つパターンには1つの楽器フレーズというケースの方が扱い易い場面も多くなってきます。
例えば

バスドラム専用のパターン

スネア専用のパターン

全体の複合
などキットや楽器ごとに個別のパターンを用意するという方法をとることで、
次項で解説する楽曲構築が行いやすくなります。
各チャンネルを個別のパターンにする

前項まで、1つのパターンに多くの楽器を打ち込んでいました。
もし、各フレーズを個別パターンとして使用したい場合に便利な操作です。

画像の赤囲み部分をクリックし、表示されるメニューから「Split by channel」を選択します。

各チャンネルが個別のパターンとして作成されます。
最初は1つのパターンに複数の楽器を打ち込んで、楽曲の骨組みをスケッチしておき、
作り込みに入る段階で個別に分割するという流れで重宝します。
パターンの選択と削除

各パターンはパターン名左の「▼」をクリックして表示されるメニューから選択できるほか、
- 「+」キー : 次のパターンへ
- 「-」キー : 前のパターンへ
というショートカットも割り当てられています。
パターンが必要なくなった場合は、

削除したいパターンを選択後、メニューの「Delete」をクリックします。
便利なクローン機能を有効活用する
クローンという名前から連想できるように、パターンをそのまま複製する機能です。
- 元のパターンを利用して一部分を変えたパターンを作成したい
- パターンのバックアップをとっておきたい
などの用途に最適です。

複製したいパターンを選択し、メニューから「Clone」を選択します。

このように全く同じパターンが作成されます。
どちらか一方を変更し、作業していくことができます。
少しボリュームが多くなってしまいましたが、
ここまでがパターンの作成・管理の概要となります。
FL Studioを扱う上でとても大切な概念ですので、しっかりと習得しておいて下さい。
次回はパターンを組み立てて楽曲構築を行う「プレイリスト」を解説します。
よくある質問
Q1. FL Studioではパターンの数に制限がありますか?
FL Studioはプロジェクトのメモリ許容量内であれば、理論上無制限にパターンを作成できます。ただし、パターン数が増えると管理が複雑になるため、必要に応じて削除や整理することが推奨されます。
Q2. 作成したパターンを別のプロジェクトで再利用することはできますか?
可能です。パターンをコピーして別プロジェクトに貼り付けたり、FL Studioのテンプレート機能を使用したりすることで、パターンの再利用ができます。
Q3. 複数のパターンを同時に編集することは可能ですか?
一度に編集できるのは1つのパターンのみですが、クローン機能を使って複数の類似パターンを作成し、個別に変更することで効率的に制作を進められます。
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